温泉旅行に適したコーディネートを考える。温泉オタク会社員「オススメは意外にも<二軍>より<一軍>で…」その理由は?
訪れた温泉は約500湯、女ひとりで温泉を巡りまくっているという永井千晴さん。旅行情報誌編集部で働いた経験を活かし、現在は「温泉オタク会社員」としてブログなどで温泉情報を発信しています。その「温泉オタク会社員」こと永井さんが温泉の楽しみ方を紹介する当連載。今回のテーマは「お気に入りのワンピースとフラットパンプスで行こう」です。 【書影】永井さんおススメの温泉がこの一冊に!『女ひとり温泉をサイコーにする53の方法』 * * * * * * * ◆お気に入りのワンピースとフラットパンプスで行こう ひとりでどこかへ出かけるとき、あなたは「一軍を着る」派ですか、「二軍を着る」派ですか。 誰に会う予定もなく、買い物や用事を済ませるだけであれば、二軍で済ませてしまう人も少なくないでしょう。 かくいう私も、ひとり旅行は長らく「二軍」派でした。 なんなら旅先で捨ててきてしまおうか、ぐらいの。 何年も前に買ったスカートや、ポケポケと毛玉のついたニットなどをこさえて、誰にも見つからないように(誰にも見られていないのですが)ひっそりと過ごしていました。
◆お気に入りの服で自分を高める しかしここ最近、一軍を着てひとりで温泉旅行したら、なんだやっぱりめちゃくちゃテンション上がるじゃん、と思い直したのです。 至極当たり前ですね。 お気に入りを着て、自分を高めていくの、ものすごーく大事だな、と気づきました。 お気に入りのワンピースとフラットパンプス。 なんだか京都のひとり歩き本に書いてありそうなふたつですが、温泉旅行にもぜひ連れていってあげてください。
◆温泉旅行に適した服装は? 温泉は「脱ぐ・着る」がいつもより多く発生します。 ほんのり汗ばんだお風呂上がりの状態で通気性の悪いパンツを穿(は)くのは宇宙一めんどくさいこと。 特にジーンズはおすすめしません。 全体的に、なるべくさっと脱いでさっと着られるスタイルがよさそうです。 サロペットなんぞ着ていった日には、面倒で温泉が嫌になってしまいます。 パンプスは歩きやすく足に馴染んでいて、ヒールがなく、できるだけ濡れてもいい素材・価格のものを。 スニーカーでももちろんいいですが、パンプスでフォーマルさを残しておくのも悪くありません。 美しい旅館の敷居をまたぐとき、ちょっといいランチのお店に入るとき、厳かな寺社仏閣をのぞくとき、足元の私が「違和感ない」「変じゃない」のは、その後のテンションを大きく左右します。