チェルシーにベリンガムがいた可能性も? かつての指揮官ランパードが激白 「ベリンガムを連れてこようと必死だった。しかし……」
レアルで圧巻の存在感を示す
今夏にドルトムントからレアル・マドリードに移籍したイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)。 今、最も注目されているといっても過言ではないベリンガムはすでに公式戦で14試合に出場し13ゴール3アシストを記録している。レアルの新エースになっているベリンガムはここまで新加入選手とは思えない活躍ぶりだ。 今ではスーパースターとなったベリンガムだが、2020年にドルトムントに移籍する前に当時チェルシーの監督を務めていたフランク・ランパードが獲得を熱望していたようだ。 ランパードは当時バーミンガム・シティにいたベリンガムとの契約を試みようとしていた話を『The Obi One Podcast』にてしている。 「私がチェルシーで最初に監督をしていたとき、ジュード・ベリンガムを連れてこようと必死だった。しかし、彼の当時の年齢に2000万ポンドを支払うという考えは、上層部では納得できなかった」 ランパードは2019年7月にチェルシーの監督に就任している。その時ベリンガムはトップチームデビューを果たしていないが、この年の8月にデビュー。2019-20シーズンのベリンガムの活躍がランパードの目に留まったようだ。 しかし、ランパードはティーンエイジャーの獲得に消極的であるチェルシーの取締役会を納得させることができなかったという。その後、2020年の夏にベリンガムは17歳の選手としては異例の2500万ポンドの移籍金でドルトムントに移籍してしまい、イングランドの地を離れることとなった。 英『Daily Mail』は、「チェルシーは2022年5月にトッド・ボーリーが加入して以来、大きな可能性を秘めた若い才能と契約する傾向があるが、前オーナーのロマン・アブラモビッチの下ではそれほど要求されるものではなかった」と綴っており、当時のクラブの方向性と違ったために実現しなかったのではないか、と伝えている。 当時16歳だったとはいえ、今のベリンガムの輝きを考えるとチェルシーにとっては苦い思い出か。
構成/ザ・ワールド編集部