バルセロナがジローナに逆転負け…レアル・マドリーの2シーズンぶり36回目のラ・リーガ優勝が決定!
4日のラ・リーガ第34節、バルセロナは敵地モンティリビでのジローナ戦を2-4で落とした。 この試合の直前に行われたレアル・マドリー対カディスは3-0でマドリーが勝利。バルセロナがこのジローナとのダービーを引き分け以下の結果で終えれば、マドリーの2年ぶり36回目の優勝が決まることになる。 GKテア・シュテーゲン、DFクンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ、MFギュンドアン、クリステンセン、セルジ・ロベルト、FWラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、フェルミンが先発したバルセロナは3分に先制点を獲得する。ペナルティーエリア手前右のクリステンセンが、後方にいたヤマルの送った浮き球を胸トラップすると、反転してボレーシュート。強烈なグラウンダーのボールがジローナゴールに突き刺さった。 だがジローナもその1分後に同点弾を決める。イバン・マルティンのクロスからドフビクがヘディングシュートでネットを揺らし、今季ラ・リーガ得点数を20に伸ばしている。 その後はどちらも決定機を迎えながら決め切れず、時間だけが経過する。1-1のまま前半は終了するかに思えたが43分、ヤマルがペナルティーエリアのライン際でミゲル・グティエレスに倒され、オンフィールドレビューによってバルセロナがPKを獲得。このPKをキッカーのレヴァンドフスキがしっかりと決め切り、アウェーチームが勝ち越して試合を折り返した。 迎えた後半は、派手にスコアが動いた。得点を決めていったのは……ホームのジローナだけだった。ミチェル監督のチームはまず65分、S・ロベルトのバックパスのミスから投入されたばかりのポルトゥが同点弾を決め、その3分後にはポルトゥのクロスからミゲルが逆転弾ゴールを記録。さらに75分にはポルトゥが、今度はロングボールに反応して絶妙なボレーシュートを決め切り、リードを2点に広げている。 一気にビハインドを負ったバルセロナはジョアン・フェリックスらを投入して1点でも返そうと試みるも、結局ゴールを奪うことはできず。ジローナが2点リードを維持した試合は終了のホイッスルが吹かれ、レアル・マドリーの2シーズンぶり、36回目のラ・リーガ優勝が決定している。 またラ・リーガ前半戦に続いてバルセロナを下したジローナは、バルセロナに勝ち点1差をつけて2位に浮上。残り4試合を残して5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差を13に広げ、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。 なおモンティリビではスコアが4-2となった後、観客は先のクラシコのように「チャビ、ケダテ(残ってくれ)」のチャントを歌い、さらに試合終了後にはチャンピオンズリーグのアンセムがスピーカーから流れ、皆で「チャンピオーンズ!」と叫びながら歴史的偉業を喜んでいた。