【大学野球】 部内不祥事で揺れる東海大が延長タイブレークで白星発進
◆首都大学野球春季リーグ戦第1週▽東海大6―2城西大=延長11回タイブレーク(6日・バッティングパレス相石スタジアムひらつか) 上級生による20歳未満の新入生への飲酒の強要と暴行で揺れている東海大が、リーグ戦の初戦を白星で飾った。 2―2で迎えた延長タイブレークの11回表。2死満塁から4番・森下晴貴左翼手(4年=東海大菅生)がライト右をライナーで抜く3点二塁打を放ち、勝負を決めた。森下は「ピッチャーが頑張っていたので、何とかしたかった。今年のチームは粘り強い。誰も諦めることなく試合ができていました」と振り返った。 野球部は、3月7日から17日まで活動を停止。1月に就任した元巨人スカウト部長の長谷川国利監督(61)は、今月17日まで指導を自粛している。「『リーグ戦に出していただけることに感謝し、やれることをやろう』と選手には言いました。勝因は選手の頑張り。よく粘ってくれた」。長谷川監督とともに助監督としてスタッフに加わった田中大次郎監督代行(55)は、安どの表情を見せていた。
報知新聞社