今年の静岡県内経済はどうなる?企業トップに聞く 静岡商工会議所賀詞交歓会
長引く物価高や賃上げ、さらには世界経済が変化する中で、今年の静岡県内経済はどうなるのでしょうか。静岡県内企業のトップに聞きました。 鏡開き~「せーの!よいしょ!」 新たな年の幕開けを祝い、鏡開きから始まった新春恒例の静岡商工会議所賀詞交歓会。県中部企業のトップらおよそ800人が出席しました。 鈴木知事: 「新たな光が少し見えているかなと思う。ただこうした変化の大きな時にしっかりと変化に対応しないと大きな痛みを伴う。県としても生産性向上、経営力強化、こうした小企業対策に引き続き力を入れていきたい」 物価高騰や賃上げ、円安など、企業にとっても逆風となることが予想されるこの1年、県内経済の見通しを経済界のトップにひとことキーワードで表してもらいました。
静岡商工会議所 岸田裕之会頭(静岡ガス会長)
静岡商工会議所 岸田裕之会頭(静岡ガス会長): 『不安定の光』 「なかなかいま将来を見通すことは難しいと思っていて、特に今年トランプ大統領が新たに大統領に指名されて、関税の問題とかいろいろな日本経済に影響を及ぼすような状況があるので、それを踏まえた上で色々なことを考えていかなければ。ただ一方で、2年連続賃上げが続いているので成長と分配ということも非常に浸透してきていると思っているので景気のいい企業から賃上げをしていくことで消費を拡大してい全体が押し上がってくるというように、光が見えてくるのではないか」
はごろもフーズ 後藤康雄会長
はごろもフーズ 後藤康雄会長: 『心機一転』 「静岡では知事が変わったし総理大臣も変わったし、アメリカの大統領も変わるし、ドイツは首相が変わり、政治の面では非常に大きな変化がある年になる。経済の面でもいわゆるデフレからインフレに変化して働き方の問題や税金の制度の変更の問題など非常に今までかだったものは大きな変化を生む/今までにあったものを引きずるのではなく、全く新しい気持ちで臨んでいく。とういう転換点になる」
静岡鉄道 川井敏行社長
静岡鉄道 川井敏行社長: 『脱皮』 「へび年だけに脱皮と。私たちが事業活動を行っているベースは昭和時代に培ったもの。過去の成功体験や過去のビジネスモデルから一歩脱皮して新しい事業モデルやビジネスモデルを考えていかなければという岐路に立っているという意味で今年は脱皮ができればより成長していけるのかなと。私たちの業界はモビリティ。モビリティはライドシェアが出てきたり自動運転が出てきたりテクノロジーも変わっていくし人手不足に対応してハードやソフトを変えていくか本当に大きな岐路に立たされている。課題に直面している年」