石破首相が沈黙「選択的夫婦別姓」の危険性 強制的親子別姓、子供にとっての〝最善の利益〟享受できず…宗教2世問題も想起
この強制的親子別姓を考える際、筆者は宗教2世問題を想起する。
自分の意思とは関係なく出生時に強制的にある信仰団体に入信させられて、苦しみを抱いたまま成人した方々がいた。それと同じものを筆者は感じるのである。
もう一つ、違う視点を指摘する向きもある。
安倍晋三元首相は2010年に月刊誌「WiLL」（ワック）の対談で、「夫婦別姓は『家族の解体』を意味する。家族の解体が最終目標であって、家族から解放されなければ人間として自由になれないという左翼的かつ共産主義のドグマ（教義）だ」と語っていた。
共産主義の隠れた目的には、皇統の破壊、すなわち国体の破壊も含まれているとされる。看過できない。
■近藤倫子（こんどう・りんこ） 元児童家庭支援士、著述家。1975年生まれ。日本女子大学卒。Gakken、展転社にて連載。月刊WiLL執筆メンバー。ユーチューブ番組「デイリーWiLL」水曜担当。
