規格外農産物をカット野菜に、干し芋や焼き芋を瞬間冷凍 農産物振興施設工事の安全を祈願 福島県田村市
福島県田村市の農産物振興施設建設工事の安全祈願祭は9月30日、同市船引町門沢の現地で催された。関係者が工事の安全を願うとともに、農産物の6次化などを行う新たな野菜加工施設の拠点に期待を寄せた。来年秋の完成を目指している。 規格外の農産物などをカット野菜として商品化したり、干し芋や焼き芋などを瞬間冷凍できる機材、ソバの製粉機などを設置し、農産物を付加価値の高い商品として市場に送り出す。調理場も設け、商品開発などの場としても活用する。 サツマイモ貯蔵施設隣に建設する。鉄骨造、延床面積約697平方メートル。南東北クボタ福島支店が施工し、契約金額は7億3920万円。工期は2025(令和7)年8月29日まで。 安全祈願祭では白石高司市長、南東北クボタの矢部建社長らが玉串をささげるなどした。白石市長は「田村市の農産物の魅力向上を図り、全国、世界に届けたい」とあいさつした。大橋幹一市議会議長、矢部社長もあいさつし、さらなる農業振興を願った。
(県南版)