９月発生した落石で通行止めになっていた、静岡県川根本町の寸又峡遊歩道が１８日から通行できるようになります。 ●川根本町　薗田靖邦町長： 「工事も仮復旧も終えましたので、明日１０月１８日午前８時からこのプロムナードを通しますので、皆さん寸又峡へお越しください」 　川根本町の寸又峡温泉街と観光名所「夢のつり橋」を結ぶ寸又峡遊歩道は、９月１８日の落石で通行止めとなり、観光客や工事関係者３３人が一時孤立しました。 　およそ１カ月間の通行止めで利用客は減少。 ●寸又峡美女づくりの湯　観光事業協同組合　望月孝之代表理事： 「この１ヶ月間日帰り客はほぼゼロに近い状態だった。紅葉の時期に挽回したいと考えている」 　町は利用客が増加する紅葉シーズンを迎え、復旧工事を急いで行いました。 　そして、１７日、解除の目途が立ったため薗田靖邦町長らが現場を訪れ、仮設の防護柵や斜面上部のネットの補修状況などを視察しました。 　１８日から一カ月ぶりに寸又峡遊歩道が通行できるようになります。 ●川根本町　薗田靖邦町長： 「紅葉シーズン前に早く工事もしていただいたので、お客様にはぜひ寸又峡に来ていただいて、ここのグリーンシャワーを味わっていただきたい」 　１８日の通行止め解除以降は当面、通行時間を午前８時から午後５時までに制限。さらに、落石現場付近には警備員２人を配置するということです。 　また町では１２月の中ごろから来年のゴールデンウィーク前となる４月下旬までを目途に、本格的な復旧工事を行うということです。