韓国 きょうのニュース(12月20日)
◇警察 非常戒厳当時の閣議出席者を捜査 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の「非常戒厳」宣言を巡る捜査を行っている警察の国家捜査本部は20日、戒厳当時に開かれた閣議に出席した韓悳洙(ハン・ドクス)首相ら9人を被疑者または参考人として調べたと明らかにした。尹大統領の弾劾訴追を受け、大統領の権限を代行する韓首相については被疑者として対面で調べたもようだ。韓首相を対面で聴取したことが明らかになったのは初めて。警察は閣議の出席者と同席者12人のうち、尹大統領と金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官、金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官を除く9人を調べた。金龍顕氏は内乱などの容疑で逮捕されており、金暎浩氏は出頭要請に応じなかった。 ◇21日にかけ全国で大雪 徹底した備えを 行政安全部は、21日にかけて朝鮮半島中部を中心に雪が降ると予想されるとして、大雪や寒波による被害がないよう関係機関に徹底した備えを要請したと発表した。気象庁によると、雪は20日午前に西海岸で降り始め、21日には全国に広がる見込みだ。多いところでは10センチの積雪が予想される。行政安全部は李漢庚(イ・ハンギョン)災難(災害)安全管理本部長の主宰で中央官庁と広域自治体(17市・道)、関係機関による対策会議を開き、気象状況をリアルタイムでモニタリングするとともに先制的に非常対応体制を取るよう求めた。 ◇与党の支持率24%・最大野党48% 尹政権発足後最大の差 世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、保守系与党「国民の力」の支持率は前週と同じ24%、革新系最大野党「共に民主党」は8ポイント上昇した48%だった。両党の支持率の差は2022年5月の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後、最大となった。韓国ギャラップによると、共に民主党の支持率は尹政権発足後、最高を更新した。ただ、国民の力の下落幅は朴槿恵(パク・クネ)元大統領の弾劾案が可決された16年当時の与党ほど大きくはない。 ◇子ども「いなくても関係ない」が過半数 「必ず必要」1割 韓国保健社会研究院は、全国の満19~49歳の男女4000人を対象に行った少子高齢化社会に対する意識調査の結果、子どもの必要性について「いてもいなくても関係ない」との回答が52.6%と過半数を占めたと発表した。以下、「いる方がいないより良い」(30.2%)、「必ずいるべきだ」(10.3%)、「分からない」(6.9%)と続いた。女性や20代、所得が低い回答者が子どもを持つことに消極的だった。
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