Amazonの「7980円の家庭用製麺機」は本当に使えるのか!? プロと一緒に製麺してみた!
「7980円の家庭用製麺機」の超簡単・製麺レシピ
加藤さんが「もっとも簡単・シンプルに作れる」と教えてくれた製麺レシピの通りに、製麺して見ました。 【用意するもの】 ・カメリア粉……1kg ・塩……15g ・粉かんすい……15g ・玉子……1個 ・水……400ml ・製麺用打ち粉……適量 ・ガーゼ、目の荒い布巾など 【作り方】 ①ボウルにカメリア粉、塩、粉かんすいを入れる。 ②玉子と水を混ぜた液体を①の中に、まんべんなく馴染むよう3回ほどに分けて流し込む。 ③ ②をざっくりこねる。綺麗にまとまらなくて良く、ポソポソした状態で良い。 ④ ③を製麺機の上皿に置き、ハンドルを回しながらこね帯状の「麺帯」にする。できた麺帯をまとめて折りたたみ合わせ、さらに製麺機の上皿に置き、ハンドルを回しながらこねていく。この作業を4回ほど繰り返す。 ⑤ガーゼまたは目の荒い布巾に打ち粉を含ませる。 ⑥麺帯を再び製麺機の上皿に入れ、⑤のガーゼに含んだ打ち粉が綺麗に麺帯に含まれるよう、ポンポンと軽く叩きながら仕上げへ。 ⑦麺帯を「麺」に切り出す。 ⑧ ⑦で切り出した麺を食べやすい長さに適宜カットする。 ⑨茹でて完成!
コシ・風味を際立たせるためには「工程④」を怠るな
ここまでの製麺に費やした時間は約1時間半。加藤さんと筆者の、男性2人がかりの力仕事でもあり、結構大変ではありましたが、これで麺が美味しければ、そんな疲れは吹き飛ぶことでしょう。 というわけで『萬珍軒』のスープ、具材と合わせていただくことにしました。これがもう激ウマ! 製麺仕立てだからなのか、小麦の風味を強く感じることができ、そしてコシも十分。スープの馴染みや持ち上がりも良く、なかなかの完成度です。 加藤さんによれば、前述の工程の「④が大事で、ここをサボらないことで風味が良くなり、コシが出る」とのことでした。
「7980円の家庭用製麺機」を使っての「製麺飲み会」も楽しそう
ズバリ「7980円の家庭用製麺機」でも、プロ顔負けの自家製麺ができることがわかりました。最後に加藤さんに総評を聞きました。 「かつて店でやっていた製麺は大型の機械でしたが、この『7980円の家庭用製麺機』も小型になっただけで構造的には似たような感じです。家庭や遊びとして製麺を楽しむなら十分で、かなり安い機械ではないかと思いました。 久しぶりの製麺は楽しかったですね。休みの日などに友達を集めて宴会しながら、みんなで製麺を楽しみ、出来上がった麺をシメにいただく…なんていうのもすごく楽しいだろうなと思いました。 ラーメンだけでなく、うどんやパスタなども作れますので、この価格であれば1台持っているだけで楽しい時間が過ごせるようにも思いました」 宴会+自家製麺というのは確かに盛り上がりそうです。人を招いての家飲みの機会が多い人には特にオススメしたい「7980円の家庭用製麺機」。気になった方はぜひAmazonでチェックしてみてくださいね。
<取材・文=松田義人(deco) 写真=ハラダケイコ>