210センチ、138キロ…Bリーグ屈指の〝ビッグマン〟がゴール下を支配 B2福岡の新戦力ジョシュア・スミス B1歴代5位と9位の数字も注目
バスケットボール男子、Bリーグ2部(B2)ライジングゼファー福岡の今季(2024~25年シーズン)の陣容が固まった。18~19年シーズン以来の1部(B1)昇格を目指し、積極的な補強を敢行。中でも注目は身長210センチ、体重138キロとリーグ屈指の体格を誇るジョシュア・スミス(32)だ。昨季福岡の弱点だったインサイドを支配し、激戦を勝ち抜く。今季のB2は10月5日に開幕し、福岡はアウェーで鹿児島と戦う。 ■その差55センチ…富樫勇樹vsウェンバンヤマが話題【写真】 Bリーグ屈指のビッグマンは公式発表の数字以上の貫禄がある。3日のB1佐賀との練習試合で、スミスは相手選手をゴール下で圧倒。「状態はすごく良い。バスケを始めた時から、ボールを持ったらシュートを決められる自信は変わっていない」と得点を量産した。 2017~18年シーズンの京都を皮切りに、富山、名古屋DとB1で7季プレー。昨季は名古屋Dで56試合に出場し、1試合平均9・2点を記録して西地区優勝に貢献。今季から福岡を指揮する浜口炎監督に請われてB2でのプレーを決めた。 浜口監督とは京都や富山で指導を受けた間柄。福岡はゴール下が弱点だっただけに「チームに役立てるということで私を選んでいただいた。炎さんとも一緒にプレーしているし、チームの目標を達成できると思った」と意気込んでいる。 アシスタントコーチから昇格した浜口監督が目指すのは、フリースローの得点増だ。昨季福岡の1試合平均試投数は15・4本で14チーム中12位。勝負どころの終盤に得点を上積みできず、西地区2位で進んだプレーオフで山形に敗れた。 「ゴール下の得点と、ファウルをもらうことに苦労した。ゴール下を支配してほしい」とB1歴代5位のフリースロー成功数(1145本)と歴代9位の5144得点を誇るスミスに期待する。 福岡は昨季滋賀でB2西地区優勝とB1昇格に貢献した身長204センチのジャスティン・バーレルや同205センチのウィル・クリークモアも補強した。「60試合あるので、良いときも悪いときもある。仮に自分が0点でもチームが勝てるようなプレーをしたい」とスミス。B2屈指のビッグな集団で大黒柱となる自覚がある。(末継智章)
西日本新聞社