社内政治、実は賛否が割れていた。「反対」が過半数だが「必要」という人も過半数に【Job総研調べ】
パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、「社内政治の実態」に関する調査結果を発表した。出世意欲の有無と社内政治と出世の関係、社内政治力の定義と職場の実態や働きやすさとの関係、さらに出世に必要な力などについて、20~50代の社会人男女446人が回答している。
「社内政治は出世レースに影響する」全体の96.6%
まず「出世意欲の有無」を聞くと、「とてもある」9.1%、「ある」15.5%、「どちらかといえばある」33.2%で、 6割近くが意欲ありとした。また「社内政治と出世は関係するか」と聞くと、内訳は「とても関係すると思う」30.7%、「関係すると思う」38.3%、「どちらかといえば関係すると思う」27.6%で、計96.6%と圧倒的多数が関係ありと回答した。出世意欲がある人にとって、社内政治は見過ごせない話題だろう。
次に「社内政治(社内政治力)の定義」を聞くと、「根回しが上手い」57.4%が最多で、以下「周囲と良好な関係を築く」54.9%、「業務や人間関係の把握が上手」49.6%が続いた。「職場で社内政治はあるか」に対しては、「とてもある」13.9%、「ある」24.4%、「どちらかといえばある」31.2%で、ある派が69.5%を占める。
「社内政治ははたらきやすさに関係するか」を聞くと、「とても関係すると思う」18.2%、「関係すると思う」36.8%、「どちらかといえば関係すると思う」33.2%で、関係すると思う人はほぼ9割。一方で「出世には社内政治力と成果を出す力のどちらが必要か」では、「断然成果を出す力」16.8%、「成果を出す力」17.5%、「どちらかといえば成果を出す力」19.1%で、わずかに成果を出す力が上回った。年代別・役職別で見ると、50代・部課長クラスが特に多い。
「社内政治への賛否」を聞くと、「反対派」58.3%で半数を超えた一方、「社内政治の必要性」については、「必要だと思う派」55.2%が同じように半数を超えた。