【未来の人材育成】半導体を楽しく学ぶ 小学校で出前授業 岩手・北上市
TVIテレビ岩手
半導体関連の企業が立地している北上市の小学校で20日、半導体についての出前授業が行われ、子どもたちが地域の産業に理解を深めました。 北上市立黒沢尻東小学校で行われた出前授業は、市内に拠点を置く半導体企業、ジャパンセミコンダクターが行いました。 こちらの会社は、子どもたちに半導体について知ってもらい、半導体産業を担う未来の人材を増やそうと、ことし4月、各部署の専門的な知識を持つ若手などを集めた社内の組織を立ち上げました。 子どもたちは、半導体を使って出前授業用に開発された信号機のように灯りがつくキットを教材に半導体の持つ性質などについて楽しみながら学びました。 小5女児 「半導体については詳しく知らなかったが、この体験を受けて半導体がいろんなものに入っていることや大きさが進化していることを知れてよかった」 小5男児 「(キットを作るのが)なんかすごくおもしろくて組み立てるのってこんなに楽しかったんだっていうのが知れてよかった」 ジャパンセミコンダクター阿部力グループ長 「子どもたちが興味を持ってくれてうれしい。少しでも半導体に携わる業務についてくれればなということで10年後、15年後一緒に仕事ができれば」 岩手県は、ことし2月、大手半導体企業のある大分県と協定を結ぶなど、半導体産業の人材育成に力を入れています。ジャパンセミコンダクターは今後も小学校などで出前授業を行っていくことにしています。