イアン・マッケラン、ケイト・ブランシェットら旅の仲間が再集結 「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」ワールドプレミア
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ初となる長編アニメーション映画「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」のワールドプレミアイベントが現地時間12月3日、オデオン・ラックス・レスター・スクエアで行われた。神山健治監督や、ボイスキャストのほか、ゲストとして「ロード・オブ・ザ・リング」からイアン・マッケラン(ガンダルフ役)、ケイト・ブランシェット(ガラドリエル役)らも登壇した。 【写真多数】ケイト・ブランシェットも登場! 豪華なワールドプレミアの模様 神山監督は、「これほど大きなプレミアイベントに出席するのが初めてです」と緊張した面持ちで語り、「長編アニメーションですが、実写的な作り方をしている。3D空間上に建造物を再現してカメラのアングルなど構図を決めて制作した。リアリティを感じる映像になっていると思うのでぜひ注目してほしい」と見どころを紹介。 全米3000館以上、さらに全世界で数万スクリーンに及ぶ拡大公開が決定している本作のプロモーションが各国で始まることについて、神山監督は「この作品に、どんな感想を抱くのか楽しみにしている。3年間にわたって作品制作に取り組んできた。様々な挑戦をして、スタッフ全員の想いがこもっている。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです」と期待を語った。 また、製作総指揮のピーター・ジャクソンは完成した本作について「冒頭のシーンから素晴らしかった。そこからストーリーが展開され、ラストに向けての盛り上げまで見入ってしまった」と絶賛。「20年前に『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』を観た方たちは、“ヘルム峡谷”について知っていると思います。この作品は、ヘルム王のストーリーを描いているだけでなく、なぜ“ヘルム峡谷”と呼ばれることになったのかが分かる。『ロード・オブ・ザ・リング』で重要な部分を、この作品で描くことができたのは、本当に素晴らしいことだと思う」と、自身が手掛けたシリーズとリンクする重要な作品となったことへの喜びを語った。 そして、ジャクソンは「日本の皆さん、そして日本の『ロード・オブ・ザ・リング』のファンの皆さん、神山健治監督が手掛けた素晴らしい作品を楽しんで下さい。この作品は、数百人もの日本人アニメーション・クリエイターやアーティストたちによって制作されました。彼らの仕事ぶりは、まさに称賛に値します。皆さんがこの作品を愛してくれることを願っています」と制作陣への賞賛とともに、日本のファンへメッセージを送った。 「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」は12月27日全国公開(吹き替え・字幕版を同時公開。一部劇場をのぞく)。通常版のほか、ラージフォーマットのドルビーシネマ、4D、IMAXでも上映される。