朝ドラでバズった32歳俳優の前に遠藤憲一が立ちはだかった!長澤まさみ、西島秀俊の意外な一面も明かす
遠藤憲一が立ちはだかる。ミュージカルシーンにひと苦労
――最後に登場する、ミュージカルシーンについても少し聞かせてください。 戸塚「僕も含めてなんですけど、歌の収録や、それまでダンスをやっていない人が多かったので、歌と踊りをシンクロさせながら、みんなで場所を入れ替わったりするのが本当に大変でした。 名前を出すのはあれなんですけど、あえて出すと、遠藤憲一さんと(笑)、入れ替わり立ち替わりしなきゃいけなかったんです。でも遠藤さんが必ず僕の前に立ちはだかっちゃって。ただそれも、キャラクターがそのまま生きているダンスになったので、楽しかったです。『頑張るぞ!』とみんなで協力しながらやりました」
スーパーに行っても話しかけられない
――さて、このところの戸塚さんはさらに大活躍です。注目されていることで感覚に違いはありますか? 戸塚「ないです。今までやってきたことと、自分としては変わってませんし、ずっと同じことをやり続けている感じです」 ――それでも周囲の反応は違うかと。「盛り上がっているぞ」という“声”は、どうしても入って来るのでは。 戸塚「まあ、なんとなくは感じますし、そういう“声”ですか? 浴びようと思って、スーパーに行ったりもするんですけど、全く話しかけられずに帰って来ます(苦笑)」 ――え? 話しかけられません? 戸塚「かけられないですよ。そういうもんだなと。スーパーって、自分の用事があって来ているわけですし、僕もずっと同じスーパーに通っているので、もともとみんな僕だと知っているんだなと、『プライベートだから、あえて声をかけずにいよう』と、みんな温かく見守ってくれているんだと自分に言い聞かせてます」
「#俺たちの轟」の盛り上がりをよく分かっていなかった
――戸塚さんは、公式のInstagramはありますが、個人的にはほとんどSNSをしておらず、たとえば朝ドラ『虎に翼』で「#俺たちの轟」が盛り上がっているときにも、知らなかったというのは本当ですか? 戸塚「そうですね。『へー』という感じでした。SNSを見ないので。番組のプロデューサーさんとか、共演者の方に話を聞いて、『そうなの?』って。ハッシュタグというのも、それがいいものなのか、なんなのか。ポジ(ティブ反応)なのか、ネガ(ティブ反応)のほうなのか、それすら本当に分かっていませんでした」 ――いろんな反響があると、戸塚さん自身が変わらなくても周囲からの見られ方は変わってくるかと思います。『スオミの話をしよう』では、スオミのことを、元夫&現夫たちが、それぞれの印象で証言していきます。戸塚さんは、周りからどんなタイプだと言われがちですか? 戸塚「目が笑ってないとか、何を考えているのか分からないとか言われます」 ――え?(笑)それに対して反論は。 戸塚「そういう風に見えてるんだな~と思うだけで、特に反論はないんですけど、自分は感情が外からは分かりづらいのかなとは思います。仕事の現場では特にそうですね。全く表に出さないわけではないですけど、基本的にマイペースです」 ――感情を揺さぶられたくないのでしょうか。 戸塚「そうですね。大きく動かされるのは嫌ですね。オフの時は全然違うと思いますけど、仕事では、それこそゼロから180までいろんな幅で感情が動くので、お芝居以外のときは、なるべく凪(なぎ)の状態でいようというのはあると思います。すごく力が抜けていると思います」