松山英樹〝国内凱旋〟飾れず2位 「パットがうまければ、今の倍以上は勝っている」の声も
国内男子ゴルフツアー「ダンロップフェニックス」最終日(17日、宮崎・フェニックスCC=パー71)、7打差3位から出た松山英樹(32=LEXUS)は66と伸ばし切れず、通算18アンダーの2位に終わった。 グリーン上の〝弱点〟を露呈させてしまい、追撃ムードをつくれなかった。前半に3つ伸ばすも、4番パー5でチャンスを決め切れない。後半に入っても10番パー4でボギーを叩くと、12番パー4、14番パー4の好機をものにできなかった。 松山は「特に後半の10、12、14番でパットを決められていたら、少しはプレッシャーをかけられたと思うけど、全部外してしまった」と悔やんだ。通算22アンダーで優勝した、同組のマックス・マクグリービー(米国)にのびのびプレーされては逆転は難しかった。 世界レベルのショット力を持つ一方で、パッティングは相変わらずの課題。「パットがうまければ、今の倍以上は勝っている」と証言するツアー関係者もいるほどだ。もちろん好調時は苦手を感じさせないものの、この日は〝松山の日〟にはならなかった。 本人も痛感しているが、即座に解消できるわけではない。それでも「今週やったことに、いい部分も悪い部分もある。ショット、アプローチ、パットに関して、いい部分を少しずつ伸ばしていけるように頑張りたい」と前を向いた。 今大会が今季最終戦。来年1月からスタートする米ツアーの新シーズンでは、どんなパフォーマンスを披露していくのか。
東スポWEB