乳がんⅡ期、ホルモン療法でかゆみ…違う薬でも治療は継続を がん電話相談から
「別の選択肢として、エキセメスタン(同アロマシン)などのアロマターゼ阻害薬を、生理を抑える注射と併用しながら使う方法があります。ただ日本では、アロマターゼ阻害薬は閉経後の患者さんに限って承認されているため、閉経前では使いづらいという問題があります。アロマターゼ阻害薬には骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や関節痛などの副作用もありますので、やはりプラスとマイナスのバランスを慎重に検討する必要があります」
──次回の診察が来年2月の予定です。
「ホルモン療法を再開したいという気持ちが強いのであれば、来年2月まで待つのではなく、早めに受診したほうがいいでしょう。担当医とよく相談して納得できる選択をしていただきたいと思います」
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