島根県高校バスケ1日開幕<展望>男子は松江東、女子は松江商が一歩リード
島根県高校バスケットボール選手権が11月1~3、9日の計4日間、カミアリーナ(出雲市)と鹿島総合体育館(松江市)の2会場で開かれる。12月23日から7日間、東京体育館と武蔵野の森総合スポーツプラザである全国高校選手権(ウインターカップ)を目指し、男子29チーム、女子22チームが出場する。男子は攻守の完成度が高い松江東、女子は堅い守備に定評がある松江商が一歩リードする。 <展望詳細>島根県高校バスケ1日開幕 公立の伝統校、私立の強豪 激しさ増す戦い
【男子】 今年の県総体を制し、粘り強い守備と質の高い個人技が強みの松江東が優勝争いの中心になりそう。県総体準優勝の松江西、前回大会覇者の出雲北陵などが続く。 松江東は、今夏の北部九州総体(インターハイ)で活躍した橋本が鋭いドライブやリバウンド、3点シュートなどオールラウンドなプレーでチームをけん引。積極的にリバウンド争いに絡む高野も攻守で貢献する。 県総体決勝で松江東に敗れた松江西は、アウトサイドから高精度なシュートを放つ都間、司令塔の佐藤らが得点源。出雲北陵はインサイドで存在感を発揮する崎原、身長190センチ台の原を擁する。 【女子】 3年生が多く残る松江商がリードし、追う松徳学院と出雲商の力が拮抗(きっこう)している。 松江商は、ゲームメーク能力に優れた松本が、ピックアンドロールでできたずれを突いて攻める。バスケットボールIQの高い中島、ファストブレイク(速攻)を得意とする高橋らも攻守を引っ張り、県総体で準優勝に終わった雪辱に燃える。
速い展開のバスケットボールで県総体を制した松徳学院は、エースガードの坂元、外角からのシュートを得意とする山口が中心。カウンターを得意とする出雲商は、高いキャプテンシーと積極的なプレーが武器の平田が攻守をけん引する。 松江東は3点シューターの藤田ら力のある選手がそろい、上位に食い込む力は十分にある。