欧州王者に加わる“2つのサプライズ”! スペイン代表選出のDFミンゲサは「とてもワクワクしている」
スペイン代表に選出されたDFオスカル・ミンゲサ(セルタ)とMFペペル(バレンシア)が、思いの丈を語っている。 史上最多4度目のEURO優勝を成し遂げた“新生無敵艦隊”が、次なる航海を始める。今月より幕が上がるUEFAネーションズリーグ2024-25で、セルビア代表、デンマーク代表、スイス代表と同居するスペイン代表。先月30日に最初の2試合を戦うメンバーを発表した中、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督はMFロドリ(マンチェスター・シティ/イングランド)やFWラミン・ヤマル(バルセロナ)らを順当に招集した他、大ケガから復帰したFWジェレミ・ピノ(ビジャレアル)もメンバーに加えた。さらに、ラ・リーガで存在感を発揮しているDFオスカル・ミンゲサと、MFペペルをサプライズで選出したのだ。 2年前の夏、「監督ごめん。期待されたレベルになくて」という言葉を残し、バルセロナを出発したミンゲサはセルタに加入した。するとビーゴの地では、本職の右サイドバックに加え、サイドハーフや中盤でも起用されるなど、ラ・マシアで培ったテクニックとインテリジェンスが開花。昨シーズンはラ・リーガ全試合に出場し2得点2アシスト、今シーズンはここまでの4試合ですでに2得点3アシストを記録する大車輪の活躍を見せている。 U-23スペイン代表として東京オリンピックにも出場したミンゲサにとって、フル代表を率いるデ・ラ・フエンテ監督は“恩師”にあたる存在。結果を評価され、再会を果たすことになった同選手は「とてもワクワクしているよ。監督のことは知っているし、EUROを優勝したばかりでも、チームがモチベーションに欠けていないことも分かっている。ここにいる選手たちは最大限の意欲を持っていて、このチームのクオリティなら、とてもいい試合になるだろう」と心境を明かした。 また、もうひとりのサプライズ選出となったペペルは、1998年8月11日生まれの現在26歳。レバンテのカンテラーノで、クラブ史上最年少でのトップチームデビューを果たした後、昨夏にバレンシアに加入。危機察知能力と配給能力に秀でるピボーテとして、ルベン・バラハ監督から全幅の信頼を寄せらており、昨シーズンはリーグ戦37試合に出場し7得点1アシストを記録するなど、中盤の底に君臨した。 レバンテ所属時代には、下部リーグやポルトガルリーグへのレンタル移籍を繰り返しており、苦労人の一面もあるペペル。初のフル代表に選出された同選手は「僕にとってここに来ることが夢だったから、とても興奮している。エネルギーにも満ち溢れているよ。きっと歓迎してくれるだろうし、うまくやれることを楽しみにしている」と意気込みを述べている。 5日にセルビア代表と、8日にスイス代表と対戦するスペイン代表。ラ・リーガで結果を示した“2つのサプライズ”を加えた欧州王者に注目が集まっている。
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