【MLB】アレナド獲得が不透明なアストロズ ブレグマン引き留めに再挑戦する可能性も 外野も補強ポイント
1年後にFAとなる強打者カイル・タッカーをカブスへ放出したアストロズは、ゴールドグラブ賞10度の名三塁手ノーラン・アレナドの獲得に向けてカージナルスとのトレード交渉を進めていたが、アレナドが少なくとも現時点ではアストロズへの移籍を拒否していることが明らかになった。これにより、アストロズは補強プランの再考を迫られることになる。場合によっては、自軍からFAとなっているアレックス・ブレグマンの引き留めに再挑戦することになりそうだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ タッカー放出後、アレナド獲得に乗り出していたアストロズ。タッカーの対価としてイサーク・パレイデスを獲得したため、ブレグマンが抜けた三塁の穴は埋まったかに思われたが、アストロズはアレナドを獲得して三塁に据え、パレイデスを一塁に回すプランを持っていたとみられる。しかし、アレナドを獲得できるかどうかが不透明な状況となり、このプランは一時保留に。パレイデスを三塁に置き、一塁手の補強を目指す可能性もあるが、パレイデスを一塁に回すプランは変えず、ブレグマンとの再契約を狙う可能性も出てきた。 ブレグマンに6年1億5600万ドル前後の契約をオファーし、交渉が不調に終わったことが明らかになっているアストロズだが、タッカーとのトレードでパレイデスを獲得したあともブレグマン陣営と連絡を取り続けていることが明らかになっている。これは再契約を完全には諦めていないことの証であると言えるだろう。今後どこまでオファーを上積みするかは不透明だが、ブレグマンの引き留めに成功すれば、一塁パレイデス、二塁ホセ・アルトゥーベ、三塁ブレグマン、遊撃ジェレミー・ペーニャで内野の布陣は固まる。 また、タッカーを放出したことで外野の1枠がレギュラー不在となっており、こちらも補強が必要だ。左翼チャス・マコーミック、中堅ジェイク・マイヤーズの布陣は決して強力とは言えないため、可能ならばタッカーの後釜となる右翼には強打者を迎え入れたいところ。予算的にテオスカー・ヘルナンデスやアンソニー・サンタンデールを獲得するのは難しいとみられるため、マックス・ケプラー、アダム・デュバル、アレックス・バーデューゴあたりが現実的なターゲットとなってくるかもしれない。