＜東海クラシック3日日＞2H、ティーショットを放つ坂本雄介（撮影・椎名　航）

　◇男子ゴルフツアー　バンテリン東海クラシック第3日（2024年9月28日　愛知県・三好CC西C（7300ヤード、パー71）） 　24位から出た坂本雄介（26＝jioworks）が7バーディー、ボギーなしの64をマークし、通算11アンダーで3位に浮上した。首位とは1打差。前週に続き、自身2度目の最終日最終組で悲願のツアー初優勝を目指す。33年ぶりレフティーVを狙う細野勇策（21＝三共グループ）は通算12アンダーで岩崎亜久竜（26＝フリー）と並んで首位で最終日を迎える。 　グリーン左側が急斜面になっている名物ホールの16番、195ヤードのパー3。右サイドにはバンカーが待ち受ける中で、坂本は6Iを振り抜いた。狙いよりも少し左に出たが、縦長の狭いグリーンにナイスオン。この日、バーディーが5人しか出ていない難関ホールで、8メートルのバーディーパットを沈めた。7バーディーを量産し、V戦線に浮上。「パターが入っているからこのスコアになっている」とうなずいた。 　今年でプロ7年目。前週のパナソニック・オープンでは、最終組での優勝争いの末に自身ツアーベストとなる4位に入り、初のシード権獲得をほぼ確実なものとした。今週ドライビングディスタンス1位を走る、26歳の飛ばし屋は「もちろん優勝は目指していますけど、小さなゴルフをしないように」とダイナミックなプレーで初優勝を射止める。　（山手　あかり）