【ルヴァン杯】J1札幌がJ3富山に執念のドロー 長谷川竜也が同点弾「あそこのクロスは得意」
<YBCルヴァン杯:札幌1-1富山>◇プレーオフラウンド第1戦◇5日◇札幌ド J1北海道コンサドーレ札幌はJ3カターレ富山とドローに持ち込み、9日のアウェー第2戦に望みをつないだ。前半8分に守備の裏を取られて先制を許した。後半36分にMF長谷川竜也(30)のクロスがゴールに吸い込まれて同点に追いついた。意地の1発に「あそこのクロスは得意ですし、あそこにちゃんと人が入ってくれたからああいうゴールが生まれたと思うので、中にしっかり入ってくれた家泉選手に感謝したい」と振り返った。 3回戦で昨季J1覇者ヴィッセル神戸を破って勝ち上がったチーム相手に前半苦しんだ。ペトロビッチ監督(66)は「前半の出来は非常に残念。敵がうんぬんの前に、自分たちでこういうプレーをしたいという意欲を含めてもっと表現できたはず。後半で見せてくれたようなアグレッシブなプレーを90分期待していた」と反省を口にした。 現在J1リーグ戦では最下位。カップ戦から流れを引き寄せたい。第2戦では主力中心に臨む見込み。2年連続の8強へ、川崎フロンターレ時代の19年にルヴァン杯優勝を経験する長谷川は「今日のように簡単なゲームにはならないと思う。ただ今日みたいに我慢するところはして、自分たちの攻撃を信じてやり続けて、勝ちをもぎ取りたい」と意気込んでいた。