大谷翔平の“トロント行き誤報”はいかにして生まれたのか? SNS上で情報錯綜、実業家のフライトを二刀流スターと勘違い
“二刀流スター”の情報に世界中の野球関係者やファンが振り回された。 現地12月7日の深夜、カリフォルニアからトロントに飛ぶプライベートジェットの存在が確認され、その情報がファンの間で広がっていた。だが同一件はここで終わらなかった。MLB専門局『MLB Network』ジョン・モロシ記者が8日の朝に「ショウヘイ・オオタニは今日トロントに向かう」と報じ、「早ければオオタニは今日にも決断を下すかもしれない」とブルージェイズとの契約を仄めかしたのだ。 【PHOTO】史上初の快挙多数!厳選写真で振り返る「大谷翔平2023年の軌跡」 この情報が、多くのメディアの混乱を招いた。カナダ公共放送『CBC』デビン・ハーロウ氏はその情報を信じ同飛行機を追跡。大谷の動向を報じようと、トロント・ピアソン国際空港まで駆けつけた。だが飛行機から降りてきたのはメジャーリーガーではなく、カナダ人事業家のロバート・ハージャベク氏一家だった。 多くのファンが失望していたことに気づいたハージャベク氏は、自身のインスタグラムで粋な投稿をしてみせた。「今日、僕と契約してくれたブルージェイズに感謝したい!冗談はさておき、僕はショウヘイ・オオタニではないし、彼は僕の飛行機には乗っていなかった!」と報告したうえで、「どういう経緯で始まったのかは分からないけれど、ジェイズに電話して僕の5歳の子どもと6億ドルで契約してくれるか確認しようかな。彼は飛行機に乗っていたし良い球を投げるからね」と続けた。 トロント入りが騒がれた大谷は、その頃家にいたようだ。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、「ショウヘイ・オオタニはトロントにいない。オオタニはトロントに向かう飛行機に乗っていない。オオタニは南カルフォルニアの自宅に滞在している」と報じた。 一連の騒動を巻き起こしたモロシ記者は「本日、私がショウヘイ・オオタニがトロントに行くという不正確な情報を報じてしまいました。このミスを反省し、全ての野球ファンに謝罪します。失望させてしまい、申し訳ございませんでした」とコメントしている。 今オフFA最大の目玉であるサムライ。間もなく決まりそうなだけに、多くの関係者は気が気でないようだ。 構成●THE DIGEST編集部
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