日本との死闘を制す! フランス卓球男子の“歴史的大金星”に地元メディアも大絶賛「この銅メダルはもはや狂気だ」【パリ五輪】
文字通りの激闘となった。 現地時間8月9日、パリ五輪は卓球男子団体の3位決定戦が行なわれ、世界ランク4位の日本(張本智和、戸上隼輔、篠塚大登)は、同3位のフランスと対戦。フルゲームにもつれ込んだ熱戦となったが、2-3で競り負けた。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック 3時間を超える激闘を制したのは、圧倒的な大歓声を味方につけた開催国だった。序盤から積極的な攻めを展開した第1試合を制したフランスは、張本とフェリックス・ルブランの「エース対決」となった第2試合も先にマッチポイントを握られたところから4連続ポイントで逆転し、2-0とリードする。 その後、日本も驚異的な粘りを発揮して2試合を連取。2-2として迎えた勝負の最終試合は、大黒柱のF・ルブランが意地を見せた。持ち前の強打で篠塚と11-11までもつれる好ゲームを見せると、最後は気迫で凌駕。熱狂の坩堝と化す会場の中で、フランス陣営が開催を叫んだ。 強敵である日本撃破にフランスは大いに沸いた。地元ラジオ局『RMC Sport』のトーマス・ベルニエ記者は自身のXで「この勝利はシモン・ゴジにこそ値する。彼は何年もの間、無名とされるフランス卓球界を支えてきた」と10年以上も代表を牽引してきた29歳のベテラン戦士を激賞。「彼は数か月前に燃え尽き症候群に陥った。その地獄から彼は生還した。本当に脱帽だ」と、この試合でも張本と熱戦を演じた名手を褒めちぎった。 また、『RMC Sport』は「日本を破っての銅メダルはもはや狂気だ」と、檜舞台での大金星を絶賛。フランス卓球史上初となるメダル獲得に「間違いなくフランス・スポーツ界にとって歴史的な瞬間であり、熱狂すべき時だった」と興奮気味にリポートした。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]