<24年夏ドラマ>ついにクライマックス 意外な注目5作品をピックアップ(ネタバレあり)
松本まりかさんが“サレ妻”を演じて話題の「夫の家庭を壊すまで」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)もまた不倫をテーマに話題を呼んでいる。赤石真菜さんの同名ウェブマンガが原作で、不倫に復讐を掛け合わせた鉄板の組み合わせだ。15年にわたって不倫を続け、もう一つの家庭を築いていた夫への復讐劇だが、不倫相手の息子を誘惑するという展開と裏で糸を引いていた意外な人物の存在などさまざまな要素で見ごたえたっぷり。9月9日の第9話からは7年後が舞台で、復讐のその後が描かれている。
宮藤官九郎さんが初めて手掛けた医療ドラマで、小池栄子さんと仲野太賀さんがダブル主演を務めた「新宿野戦病院」(フジテレビ系、水曜午後10時)。先日最終回を迎えたが、歌舞伎町の「聖まごころ病院」を舞台に、小池さん演じる米国籍の元軍医と仲野さん演じる軽薄な守銭奴の美容皮膚科医らの奮闘が描かれた。前クールの「不適切にもほどがある!」(TBS)と比べてギャグ要素は抑えめだったが、歌舞伎町が抱えるさまざまな問題も扱うなど社会派ドラマとしての側面もありながら、説教臭さがないのはさすがだった。
これらは、読者の反応も参考にしつつ、あくまでも独断と偏見でピックアップしたオススメ作なので、お気に入りの作品が入っていなかったり、どうしても口に合わないものもあるだろう。ただ、幸い今は各種サブスクサービスで簡単に見ることができるので、気軽にお試しで見ていただければ。