F1アメリカGPスプリントのトップ3(C)Red Bull Content Pool

F1第19戦アメリカGPがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2日目を迎え、今年4回目となるスプリントが行われた。 ●【2024F1第19戦アメリカGP】全セッションの結果・タイムスケジュール 19周のスプリントで優勝したのはポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン（レッドブル）、2位はカルロス・サインツ（フェラーリ）、3位はランド・ノリス（マクラーレン）だった。 フェルスタッペンはスタートから逃げきって3.8秒差で完勝、8ポイントを獲得した。今年のスプリント4戦すべてで優勝を飾っている。 4番グリッドからスタートを決めたノリスが2番手へ上がったが、ファイナルラップのターン1でタイヤから白煙を上げ、その隙を突いてサインツが抜き去り2位を奪われた。同僚のルクレールもノリスに襲いかかったが、予想していたノリスが上手くブロックラインを走って3位を守り切った。 2番手スタートのジョージ・ラッセル（メルセデス）はスピードが上がらず、トップから15秒差の5位でフィニッシュした。 ■角田裕毅は一時ポイント圏内を走行 角田裕毅（RB）は9番グリッドからスタートしてポイント獲得を狙っていた。スタート直後にはハースを抜いて8番手に上がりポイント圏内へ。5周目にはケビン・マグヌッセン（ハース）も抜いて一時は7番手を走行していた。 しかし角田はハースの2台とセルジオ・ペレス（レッドブル）、さらに16番グリッドから追い上げてきたオスカー・ピアストリ（マクラーレン）を抑えきれなかったものの、迫り来るフランコ・コラピント（ウィリアムズ）を抑えきり11位でフィニッシュした。 その角田と来季のレッドブルのシートを争うペレスは、ハース勢に続く9位でフィニッシュした。角田との直接対決に臨んでいるローソンは、16位で終えている。RBはレースペースに課題を抱えているようだ。 HRC Sakuraで製造されているHRC（ホンダ・レーシング）製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。 1位　マックス・フェルスタッペン（レッドブル） 9位　セルジオ・ペレス（レッドブル） 11位　角田裕毅（RB） 16位　リアム・ローソン（RB） グリッドでは全車がミディアムコンパウンドでスタートしたが、新品と中古が混在しており選択が分かれた。 アレクサンダー・アルボン（ウィリアムズ）はクルマの仕様変更を行ったため、18番手からピットレーンスタートとなった。 フェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）は「アルファタウリはほんとバカだ」と現RBのローソンの走りに対して無線で批判した。アロンソは、ダニエル・リカルドと交代したばかりのリアム・ローソン（RB）とバトルをしていたが、そのブロックがやや危険だった。 ■F1アメリカGP：スプリント 1　M.フェルスタッペン（レッドブル） 2　C.サインツ（フェラーリ） 3　L.ノリス（マクラーレン） 4　C.ルクレール（フェラーリ） 5　G.ラッセル（メルセデス） 6　L.ハミルトン（メルセデス） 7　K.マグヌッセン（ハース） 8　N.ヒュルケンベルグ（ハース） 9　S.ペレス（レッドブル） 10　O.ピアストリ（マクラーレン） 11　角田裕毅（RB） 12　F.コラピント（ウィリアムズ） 13　L.ストロール（アストンマーティン） 14　P.ガスリー（アルピーヌ） 15　E.オコン（アルピーヌ） 16　L.ローソン（RB） 17　A.アルボン（ウィリアムズ） 18　F.アロンソ（アストンマーティン） 19　G.ジョウ（Kickザウバー） 20　V.ボッタス（Kickザウバー）