覚醒剤39億円相当を密輸か ブラジル人ら4人逮捕 神奈川県警
ことし10月、覚醒剤およそ59キロ、末端価格で39億円相当をメキシコから密輸したとして、神奈川県警はブラジル人と日本人の男4人を逮捕しました。 覚醒剤取締法違反の疑いで4日までに逮捕・再逮捕されたのは、名古屋市の会社員、シロマ・デ・ミランダ・ビニシウス容疑者ら23歳から41歳のブラジル国籍の男3人と都内の食品輸入会社代表、黒井實容疑者のあわせて4人です。 神奈川県警によりますと、ミランダ容疑者らは、ことし10月、氏名不詳者らと共謀のうえ、覚醒剤およそ59キロ、末端価格39億円相当をメキシコから輸入した疑いが持たれています。 ことし2月にパームオイルなどと称して運び込まれた荷物からおよそ531キロ、末端価格350億円相当の覚醒剤が見つかった事件を県警が調べる過程でミランダ容疑者ら2人の関与が浮上。 県警と横浜税関などが合同で調べを進めていたところ、メキシコから成田空港に到着した荷物の中から今回の覚醒剤が見つかりました。 また、荷物の輸入申告者は黒井容疑者の会社だったということです。 これまでの捜査の過程でミランダ容疑者がメキシコの違法薬物密売組織から指示を受けていたことが分かっていて、県警は、事件の背後に、日本の暴力団とメキシコの組織が関係していると見て事件の全容解明に向けて調べを進めています。
tvk