「モテギGP」で好成績 2部門3台が入賞 飯田OIDE長姫高校原動機部【長野県】
長野県飯田OIDE長姫高校原動機部が15日、栃木県茂木町で開かれた電池自動車と電池二輪車によるタイムレース「2024エネ―1モテギGP」に臨み、2部門に出場した3台すべてが入賞した。 大会はモビリティリゾートもてぎ(1周4・8キロメートル)で開かれ、同部は充電式単3乾電池40本を動力源とする車両と二輪車の2大会に臨んだ。3回のタイムアタックの合計タイムで順位を競った。 充電式単3乾電池のレース(KV―40チャレンジ)では、一般11、大学高専15、高校17、中学2の計45台がエントリーした製作材料制限なしのカテゴリーに2台を投入。高校部門2位(総合3位)、4位(8位)の好成績を納めた。 一般11、大学高専11、高校13の計35台が出場した二輪車のレース(KV―Motoチャレンジ)には1台が出場し、高校部門3位(総合9位)に入った。 充電式乾電池のレースで高校部門2位となったドライバーの宮下昊翔さん(17)を含む3人のドライバーは、いずれも大きな大会への参戦は今回が初。宮下さんは「自分のベストを尽くしたつもりだったが、ラインどりやブレーキングで苦戦したのが敗因。次は勝ちたい」とし、同部門4位のドライバー、熊谷漣太さん(16)は「2回目のタイムアタックまでは20秒差で勝っていたが最後のアタックで逆転されてしまった。上位と渡り合える自信がついたので次につなげたい」と前を向いた。 二輪車のドライバー、小川隼橙さん(16)は「まずは完走できたことが良かった。(軽量化の一環で)ウエイトを落とすことが課題。次までに準備したい」と見据えた。顧問の中村秀一教諭は「ルール変更や3年生引退でメンバーが代わる中での大会だったがよく頑張った。モーター改造などチャレンジして臨んだが、他チームの作戦が上回った」と総評した。