【センバツ】きょう開幕 大阪桐蔭の大型右腕・森陽樹投手「甲子園のマウンドは投げやすかった」...5年ぶりに復活した“甲子園練習”で各校が躍動
3月18日から開催される第96回選抜高校野球大会。13日と14日には、5年ぶりに復活した甲子園練習が行われ、出場32校が“聖地”甲子園の土を踏みしめました。
実際の試合を想定して入念に準備 甲子園のマウンドの感想は?
13日、初出場の耐久(和歌山)が、クッションボールの処理や、送球がそれた際の連携の確認、風の中でのフライ捕球といった甲子園で起こりうる様々な守備の場面を想定して入念に準備を行いました。そうした中、バッティング練習を中心にスピーディーな動きを見せたのが、翌日の14日に練習を行った甲子園に連続して出場している強豪校の選手たち。 強力打線に加えて、140キロ以上の速球をマークする複数の投手を擁する大阪桐蔭(大阪)は、自慢の投手陣が実際に甲子園のマウンドからバッター相手にピッチング。エースの平嶋桂知投手が「冬の間、下半身を強化して、課題だったコントロールを修正してきた。甲子園のマウンドでもいい感触で投げることができた」と手ごたえを口にすると、注目の1年生(新2年生)で身長189cmの大型右腕・森陽樹投手も「甲子園のマウンドは投げやすかった。大会ではあっと言わせるピッチングをしたい」と自信をのぞかせました。
星稜・芦硲晃太主将「秋に日本一になったがプレッシャーはない」
昨年秋の明治神宮大会で優勝し、秋に続く日本一を目指す星稜(石川)は、投手の安全を守るために今大会から導入された反発係数を抑えたバットの影響を感じさせない鋭い打球を連発。芦硲晃太主将は「この冬に筋力アップを図ったことで、打球のスピード、個人個人のスイングの力は上がっている。秋に日本一になったがプレッシャーはない。まだまだ成長課題が見つかった。冬に取り組んできたことを、この選抜で確認しながら必ず勝ちたい」と秋に続く日本一に向けて抱負を語りました。
1年生から甲子園を経験している高尾響投手・只石貫太捕手の経験豊富なバッテリーを中心に優勝候補の一角に挙げられている広陵(広島)は、中井哲之監督の厳しい視線が注がれる中、全員が参加する集中力の高い練習内容。その中で最後にマウンドに立ったのは、今年の春から学生コーチに就任した岸田賢治さん。チームメイトに後押しされると元気いっぱいに速球を投げ込みました。岸田さんは「みんなに投げろと言われてうれしかった。とても緊張しましたが、しっかり投げ切れてよかった」とチームメイトに感謝。只石主将も「甲子園に来て、(部員)みんなが同じ方向を向くことができている」と、チーム一丸での甲子園での活躍を誓いました。
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