「このまま時間が止まれば」天皇陛下が綴った“青春”の日々と、佳子さまが語った両陛下への思い
「日英両国民の長年にわたる心を開いた話し合いと真の相互理解への努力が実を結び、両国が連携・協力して世界を牽引している分野が、これまでも、またこれからも数多あるということを大変うれしく思います」 【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも
イギリスを公式訪問の両陛下
天皇、皇后両陛下は国賓として招待され、6月22日から29日までイギリスを公式訪問した。両陛下は、首都ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれたチャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席し、陛下は冒頭のように英語でスピーチした。報道によると、若いころ、オックスフォード大学に留学していた両陛下に対して国王は、「英国にお帰りなさい」と、日本語で語りかけ、 「日英両国のパートナーシップの核心にあるのは深い友情です。(略)私たちが共有している自由、民主主義、法の支配という普遍的価値観が今ほど重要になったことはありません。日英両国のパートナーシップは、また、絶えず成長し、花開き、新たな芽や枝を伸ばし続けていくものでもあります」 などと挨拶した。 陛下の姪である佳子さまは、国際基督教大学(ICU)在学中の2017年9月から翌'18年6月まで、やはりイギリスにあるリーズ大学に短期留学をした。'19年春にICUを卒業したが、その際、宮内記者会から、留学生活について尋ねられ次のように文書で答えた。 《リーズ大学では、日本では学ぶ機会の少ない、舞台芸術に関わる分野や、国際基督教大学で専攻していた心理の分野などを含め、幅広く学びました。(略)印象深かったことは、留学中の一連の経験と言えます。英語で学び、英語で生活をしたこと、様々な国の人と交流し、いろいろな文化に触れたこと、今までになかった新しい視野を持つことができたことなど、多くの経験ができたので、留学をしていた約9ヶ月間は非常に印象深い期間でした》 '18年11月に行われた秋篠宮さまの誕生日を前にした会見で紀子さまは、こう話している。 「次女の佳子は(略)大学で幅広い分野の講義を受けたり、また休みのときには(略)スペインやポルトガルへ友人と一緒に旅行したり、さまざまな経験をしました。それを通して、次女は自分の視野を広げたり、また、自分の考えを深めたりする貴重な機会となったと思います」 また、秋篠宮さまは、 「大学卒業後はですね、次女にもいろいろな公的な仕事の依頼が来ることが予想されます。(略)次女にも一つひとつ大切に思いながらそれらに取り組んでいってほしいと思います。もう一つ、(略)ライフワークになるようなもの、それを持ってもらいたいなと思っています」と佳子さまへの希望を語っている。