指宿市の介護施設に行政処分 処方箋なく薬を投与するなど入所者への虐待を認定 鹿児島
鹿児島テレビ
鹿児島県指宿市は、県議会議員の小園成美さんが代表を務める会社が運営する介護施設で、新型コロナウイルス対策として医師の処方箋なしで薬を投与する、入所者への虐待があったとして、新規利用者の受け入れ停止などの行政処分を行ったと発表しました。 指宿市によりますと、行政処分を受けたのは、県議会議員の小園成美さんが代表を務める会社が運営する、指宿市のグループホーム「すもも」です。 市が施設の監査をしたところ、2022年8月から2024年6月にかけて、新型コロナの治療に効果があるとして寄生虫の治療薬「イベルメクチン」を医師の処方箋なしで入所者に投与する入所者への虐待が確認されたということです。 また、指宿市はこの施設で別の虐待も確認されたとしましたが、誰がおこなったかや、どのような虐待行為だったかなどの内容は明らかにしませんでした。 指宿市は施設に対して11月1日から半年間、新規利用者の受け入れ停止や、介護報酬の請求上限を7割とする行政処分を行いました。 指宿市・黒永英樹副市長 「事業所の方で改善計画に基づいて改善を進めていく話。市としてはその進捗状況を注視していく。今後必要に応じて状況などを確認しながら対応していきたい」
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