三菱eKクロスEV 長期テスト(3) 6台目に加えたオーナー インタビュー
6台目に加えた三菱eKクロスEV
久保田孝幸さんは、6台のクルマを維持するカーフリークだ。 三菱eKクロスEVのほかに、マツダ・オートザムAZ-1にホンダ・ビート、ダイハツ・コペンとマニアックな軽自動車に加え、日産ノートeパワーとトヨタGRヤリス。そうそうたるラインナップだと僕は思う。 【写真】やっぱりこの色もいいなあ… 久保田さんインタビューの現場から【詳細写真】 (19枚) 久保田さん、最近、気付く……。 「クルマ、多いな……」 今さらかい! と突っ込みたくなる気持ちを押さえてお話を伺ってみたのだった。 よわい47歳の久保田さんは、これからのことを考えると、自分で満足するペースと距離を楽しむには、それぞれの役割を集約できる1台が存在するのではないかと思ったそうだ。 小さくて個性があって、マニアックな趣味心をくすぐるクルマを探した結果、三菱eKクロスEVに出会った。 もっと厳密にいうと、三菱eKクロスEVと日産サクラに出会った。 三菱eKクロスEVを選んだのは、外観が決め手だったという。 「日産サクラは、特にリアビューが軽自動車なのに普通車っぽいデザインで背伸びをしているように感じたんです(本人談)」 「とはいえeKクロスEVの『顔』もなかなかイカついですけどね。デリカ・ミニがちょっと羨ましいかも」 また、ボディカラーにもこだわった。 「いかにもEVです! って周りにアピールする必要はないと思いました。 ICEのeKクロスと差異がわかりづらい『ふつーのクルマ』に見えるクルマ」を目指したのだという。 グレードは「P」。4個のカメラで駐車枠と駐車空間を検知し、スムーズな駐車をサポートする「マイパイロット・パーキング」を試してみたかったのだという。 実際に使ってみると……?
三菱eKクロスEV カイゼン希望点
「正直に申し上げて、使えるときと使えないときがありますね。ソフトウェアの問題だと思うので、あまり深刻には思っていませんが」 「駐車の途中で、システムが諦めちゃうときがあるんです。パーキングスイッチを押し続けていないといけないのも、もう少し改良されれば、これ以上のことはありません。規制などで難しい部分もあるでしょうけれど」 せっかくなので気になっていることをもうひとつ。 「ワンペダルで完全停止までできると嬉しいなと思います」 「これだけ扱いやすいワンペダルですから。せっかくなら……。三菱さん、これを機会にカイゼンお願いします! わがままばかりで恐縮ですが」 とのことでした。 実は僕も長期テストを通して感じていたことなので、カイゼンを希望したい。 一方で、静けさと速さに驚かされるという。納車直後の衝撃が今でも続いているのだという。 同乗者も口を揃えて「本当に軽!?」と驚くのだという。静粛性も高く乗り心地も好評だそうだ。全体にふしぎなくらいしっとりしているというのは、僕もずっと感じているところだ。 そんな久保田さんは、普段、どのようにeKクロスEVを使っているのだろうか?