「なぜRPGのモンスターはお金を落とす?」その解答に納得しかない→「歴史が関係」「逆転の発想」と話題呼ぶ4コマ作劇の秘訣は“お約束からのスタート”【作者に聞く】
一般的なRPGでは、倒したモンスターからお金を手に入れるのがお決まり。けれど、人間の通貨を魔物が持っているのはどうして?そんな疑問に鮮やかに答える創作4コマ漫画の結末に「天才」「目から鱗」「この発想はなかった」とX(旧Twitter)にて4.4万件のいいねと多くの反響が集まった。 【漫画】4コマ「お金」を読む ■短い4コマ漫画なら物語の辻褄を完璧に制御できる 留々家さんが4コマ漫画を選んだ理由については、「飽き性で完璧性」だったことが影響しているそう。長編の漫画だと描ききれないし、完璧なストーリーを求めるがゆえにつじつまの合わないところが気になってしまう……。「短い4コマ漫画なら物語の辻褄を完璧に制御できるので自分に合っていることに気が付きました」と、フォーマットとの相性を語った。 作品を継続して制作するのもなかなか難しいもの。とりわけ4コマのアイデア出しは困難だと言われる。その点、留々家さんは「1時間4コマ会」という1時間で作品で作り発表するいわゆる「ワンドロ」という有志の取り組みに参加。「どんなに忙しくても週一本は4コマ漫画をアウトプットできるという利点があります」と、ルーティンに取り入れて4コマ制作を習慣化しているのだそう。 “4コマ漫画を極めるべく研鑽しております”と話す留々家さんは、4コマ漫画の研究も取り組んでいきたいと意気込みを語る。4コマ漫画の魅力とはどんな部分なのだろうか。 「自分がおもしろいと思うアイデアを、いかに効率よく読み手に伝えることができるか。その最適解を目指すゲーム性が4コマ漫画の魅力であると思っています」 取材協力:留々家(@ruru_ie)