元メタボでも…伊地健治アナウンサー54歳が静岡マラソン2時間台挑戦 35キロ地点でアクシデント 静岡市
待つこと、10分。10時18分…。 須藤アナ:「見えてきました」 白木アナ:「伊地さん!」 須藤アナ:「伊地さん、頑張って」 白木アナ:「頑張って! がんばれー、ファイトです」 須藤アナ:「一瞬でしたけど、いい表情していました。疲れはまだ見せていませんでした」 白木アナ:「ガッツポーズも見せてくれましたね。あと15キロほど」
ここまではサブ3を狙える好調なペース。しかし、35キロ地点に差し掛かった、その時でした。伊地アナが立ち止まってしまいます。
沿道からは「頑張れー」の掛け声。ランナーからも「ファイト!まだまだ!」と声をかけられ、再び走り始めます。何度も足をつりかけながら、懸命に前へ。初めての静岡マラソン、ラストスパートです。
サブ3に挑んだ42.195キロ。ついにゴール付近のカメラがその姿を捉えました。さすがに険しい表情。それでも、沿道からの声援に応えながら進みます。54歳で初めて挑戦した、5年ぶりの静岡マラソン。その記録は…
レースを終えて、コースに一礼。そのとき、こみあげるものが…。 記録は、3時間7分42秒。サブスリー達成とはなりませんでした。
伊地アナ:「本当にあの楽しい楽しい42.195キロでしたね。サブスリー目指して頑張りますって言いました。10分間お待たせしちゃってすみません。サブスリーは切れませんでしたけど、自分の準備不足とか計画不足とかいろいろ要因はあったと思うんです。でも市民ランナーとしてこんな風に注目してもらえてすごくありがたいですし、個人的には3時間10分を切るのは自己ベストで。過去の自分を超えられたので、何というんだろ、すごく自信になるレースでしたし、ますますサブスリーの壁って高いと思うんですけど、やっぱりチャレンジしたいなと。いま54歳で来年は55歳になりますけど、年齢を重ねて衰えるのではなく、まだ自分に伸びしろがあると自分でも感じているので、55歳、ゴーゴーサブスリーを目標に。頑張りたいと思います」 佐野伶莉アナウンサー:「静岡マラソンにかける思いが伝わってきて泣けちゃう」 伊地アナ:「つい涙が出てきちゃうけど、うれし涙でもあります。静岡マラソンが5年ぶりに開催と、待ち望んでいた人すごく多いと思う、走っていて町の人に声かけられて、沿道の人にも、すごく嬉しいし、待ち望んでいたと感じた。楽しい旅でした」