【NFL】ベンガルズから2018年ドラフト1巡目指名を受けたOLビリー・プライスが血栓によるリスクを理由に引退
2018年ドラフトでシンシナティ・ベンガルズから1巡目指名を受け、NFLで5シーズンにわたってプレーしていたオフェンシブラインマン(OL)ビリー・プライスが、血栓によるリスクを理由に引退することを現地25日(土)に発表した。
プライスは『Instagram(インスタグラム)』の投稿で「一瞬のうちに、あらゆるものが奪われる可能性がある」とつづっている。
「4月24日、両肺に入り込んでいた血栓を除去するために緊急肺塞栓症手術を受けた。健康な29歳にとって、何の誘因もなく、さらなる医学的説明もない肺塞栓症は恐ろしいものだ。今日、生きていることに心から感謝している。残念なことに、血液希釈剤を使用している間に内出血のリスクが非常に高くなるため、NFLから引退することになった」
2018年ドラフト全体21位で指名されたプライスは、ベンガルズで過ごした3シーズンで42試合に出場し、19試合で先発を務めた。センター(C)としてプレーしていたプライスは10試合に先発した新人時代に将来を嘱望されたものの、次の2シーズンでは合計9試合の先発にとどまっている。その後、ニューヨーク・ジャイアンツにトレードされたプライスは2021年に15試合に先発。そして、2022年に所属したアリゾナ・カーディナルスでは11試合で先発を務めた。プライスは他にもラスベガス・レイダースやニューオーリンズ・セインツに在籍し、昨季は練習生としてダラス・カウボーイズに属していた。
「世界の中でも特に素晴らしい環境でプレーできたことに心から感謝している」とつづったプライスはこう続けている。
「プロボウルやオールプロに選出され、殿堂入りの評価を受け続けるような選手たちと共に練習し、プレーできたことに感謝している」
「妻へ。このキャリアは君の変わらぬ愛とサポートなしには成り立たなかった。このキャリアの過程で君が払ってきた犠牲が見過ごされることはない。家族を育みながら、人生の次の章を君とともに歩むのが待ちきれない」