鹿島アントラーズ歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング4位。プロ選手の鑑! 引退試合でもチームファースト
32年目のシーズンを終えたJリーグでは、これまでにさまざまな選手がピッチに立ってきた。長い歴史で多くの助っ人が来日し、クラブの成功・発展に力を尽くして、さらにはレジェンドとなって愛された選手も多くいる。今回は、鹿島アントラーズ在籍時に最も多くJリーグに出場した外国人選手を紹介する。※成績はJリーグ通算
4位:クォン・スンテ(韓国) 生年月日:1984年9月11日 Jリーグ通算出場数:108試合 在籍時期:2017-23 2023シーズンで現役を引退したクォン・スンテは、鹿島アントラーズのファンに愛されたGKだ。2017シーズンからの7年間で、リーグ戦108試合に出場した。 韓国の全北現代モータースからやってきたクォン・スンテは、鹿島にとってクラブ史上初の外国人GKだった。鋭い反応でチームを何度も救い、2018年にはクラブ史上初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に貢献している。 ただ、加入当初から常にレギュラーだったわけではなく、曽ヶ端準、沖悠哉、早川友基らとポジション争いは続き、控えに回ることも多かった。それでもファンから信頼を集めたのは、人間性によるところも大いにあるだろう。常にプロ意識が高く、行動は模範的で、チームの気の緩みを察知すると、誰よりも早く大声を出して鼓舞していた。 今季最終戦後の引退セレモニーでは、家族が登場した際に号泣していた。家族の登場は鹿島の配慮によるサプライズで、クォン・スンテは当初断っていたという。引退会見で同選手は、「家族は行きたいと言ってくれたが、その日の主役はチームであり、鹿島が輝かないといけない日だと思った。だから、家族には来なくていいと伝えました」(クラブ公式YouTubeより)と説明。最後の日までクラブを優先する姿勢は、より一層ファンの心をつかんだ。
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