天神地下街から書店が消える 半世紀営業の積文館書店、14日閉店
RKB毎日放送
天神地下街が開業した1976年以来、およそ半世紀にわたって営業を続けてきた積文館書店が14日閉店します。 【写真で見る】全国で書店の閉店が相次ぐ 取り巻く環境は厳しさを増している かつて天神エリアは「天神書店戦争」と言われるほど、多くの書店が出店していましたが、その数は年々減少。活字離れや電子書籍の台頭で書店を取り巻く環境は厳しさを増しています。 ■「ほぼ毎日来てた」「さみしい」の声 RKB 三浦良介記者「福岡市地下鉄空港線・天神駅の改札から出てすぐの場所にあるのが積文館書店です。開業からおよそ半世紀、きょう8月14日を持って閉店します。」 賃貸借契約満了に伴い14日に閉店するのは、積文館書店・天神地下街店です。 積文館書店は書籍のほか、文具や雑貨も取り扱っていて、営業最終日の14日は、文具・雑貨が詰め放題の閉店セールが行われています。 来店客はー「たまに寄っていたのでさみしいですね、残念です。」「ほぼ毎日来ていました。採算がとれなきゃ、しょうがないのかな。」 ■「天神書店戦争」と呼ばれた90年代 天神地下街にはかつて福岡金文堂がありましたが、2013年に閉店。積文館書店が閉店すれば、天神地下街から書店がなくなります。 1990年代後半、福岡市天神には大型書店が次々と出店し、「天神書店戦争」と呼ばれました。 1996年には岩田屋Zサイドに、全国初の喫茶店方式を取り入れた「リブロ」 1997年には大丸福岡天神店に「紀伊國屋書店」が出店したほか、「丸善」がイムズから福ビルに移転して新装オープン。 福岡三越には「八重洲ブックセンター」が出店しました。 転機が起きたのは2001年。メディアモール天神に在庫数150万冊、西日本最大級の「ジュンク堂書店」が出店し、競争が激化。 紀伊國屋書店や丸善など書店の閉店が相次ぎました。 天神エリアで閉店した書店は2010年から14日閉店する積文館書店天神地下街店まで合わせて13店舗。 現在、福岡天神にある書店は西通り沿いに移転した「ジュンク堂書店」と岩田屋本店内にある「文喫」、新天町にある「福岡金文堂本店」と「積文館書店新天町本店」の4店舗のみとなっています。
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