【社長対談】村山正道×皆本晃「“立川と言えばアスレ”に」立飛ホールディングスと描く未来|Fリーグクラブ特集/立川アスレティックFC
「優勝して立川でパレードができるように」(皆本)
──立川で村山社長と皆本代表理事が出会い、変革が始まりました。 村山 今は、若い人が立川に集まってきています。世界的に見ても、長く生き残っている街は工業や商業の街というよりも、芸術や文化、スポーツがある街です。やはり、若い人が集まらない街に将来性はないと思っていますから、立川も芸術や文化、スポーツの観点で世界から見て「東京」ではなく「立川」となる日を思い描いています。例えば海外に出かけた時に、現地の方に「立川から来た」と言っても伝わるような、そんなイメージです。 皆本 アスレももちろん、アジアや世界を見据えています。 村山 皆本さんは世界に行けるかな。応援しています。 ──では、両者はこの先どのような歩みを進めていくのでしょうか? 村山 それぞれの立場でしっかりとやればいいと思います。弊社の話で言えば、本社がある94万平米の地域は「立川立飛」にこだわりました。一方で、(国有地を入札で購入した4万平米の)グリーンスプリングスがある地域は、世界に発信する気持ちがあるので「立川立飛」を出していません。弊社が所有する98万平米の土地は「社会資本財」だと役職員にも伝え続けてきましたし、我々にはこの土地に対する責任があると考えて取り組んできました。 そうやって続けてきて、たまたま皆本さんと出会った。我々とは違う分野で、しかもスポーツの世界で一生懸命やっていましたし、できる限りの支援をしたいな、と。頼まれると断れない性格なので(笑)。「立川」に対してもそうですし、アスレに対しても、皆本さんに対しても、どこまでやれるのかという期待感しかありません。ところで今はいくつだっけ? 皆本 38歳です。 村山 私の半分、まだまだ若い。ぜひ地域の、人のためになることを続けてほしいですね。 皆本 もちろんです。そういう貢献ができるクラブをつくっていきたいと思っています。 村山 「立川と言えばアスレだね」と言われるように。 皆本 そこは目指したいですね。最近、小学校に訪問すると「(立川)ダイス!」って言われることがたまにあるんですよ。村山社長の戦略もあってか認知を含めてものすごく広がっているので。だから「ダイス!」って言われると、ものすごい勢いで「アスレだよ!」って言い返してやるんです(笑)。絶対に負けられない戦いなんですが、そういう存在がいることでいい刺激になっています。 でも本当に、村山社長にいろんな支援をしてもらってここまできたので、少しずつ恩返しをしたいと思います。その意味でも、この街の発展の一端を担えるように頑張っていきます。 村山 それでぜひ、Fリーグ優勝したらお祝いをしましょう。 皆本 ぜひお願いします!グリーンスプリングスでパレードとか……。普通、NGが出ると思うんですけど、そこは村山社長におねだりして実現できるように頑張ります(笑)。
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