南アフリカ代表WTBアレンゼが相模原入団会見 「仲間とハードワークして同じ旅をすることが楽しみ」/リーグワン
ラグビー・リーグワン1部の相模原に新加入した南アフリカ代表WTBカートリー・アレンゼ(28)が27日、横浜市の神奈川県庁で入団会見を行い、「相模原は一番ハードワークするチームと聞いている。仲間とハードワークして、同じ旅をすることを楽しみにしている」と抱負を述べた。 45-12で快勝した23日のウェールズ代表戦(英国・カーディフ)で1トライを決め、その足で飛行機を乗り継いで26日夕方に来日。176センチ、80キロと日本人とさほど変わらない体格ながら、爆発的な加速力と猛烈なタックル、ハイボールに対する抜群の強さなどで2021年東京五輪代表、優勝した23年W杯フランス大会にも出場し、15人制の南アフリカ代表キャップ24を持つ。 「キャリアのどこかで日本でプレーしたいと思っていた。自分が貢献できるチームで、自分の経験を伝えたい。そしてラグビーを楽しみたい。最初に相模原に声をかけてもらってから、もうこのチームでやろうと決めた」 リーグワンには南アフリカ出身選手が数多いが、ファンも楽しみにしているのは南アフリカの同僚で東京SGのWTBチェスリン・コルビ(31)とのマッチアップ。来年3月16日の対戦(京都・たけびし)では対面同士での激突も期待される。アレンゼは「チェスリンは世界のベストな選手の一人。彼の強みは何も怖がらずに自信を持ってプレーしていること。彼を含めて、南アフリカのチームメートとの対戦はどれも楽しみ」と話した。 相模原は22年度に1部に昇格し10位、昨季は9位で、今季はプレーオフ進出圏内の6位以内などさらなる飛躍を狙う。「一貫性を持ってプレーすること。毎試合毎試合成長していくことが大事だと思う」と提言した。