若狭三方縄文博物館、入館70万人突破 愛知の家族に記念品
福井県若狭町若狭三方縄文博物館の入館者数が70万人を突破し11月3日、愛知県の家族に記念品が贈られた。 同博物館は鳥浜貝塚の発掘調査の成果を後世に伝え、縄文文化への関心を高めてもらおうと2000年4月に開館。鳥浜貝塚の出土品などが展示され、勾玉(まがたま)作りや火おこし体験ができる。 70万人目となったのは、3世代で訪れた加藤さん4人家族。二本松正広副町長から、記念品として縄文杉のネックレスや水月湖年縞(ねんこう)の縞模様をイメージして作ったケーキ、同博物館の入館チケットなどが贈られた。縄文時代の歴史に興味があるという10才の息子は「たくさんの人が縄文時代のことが好きなんだと思った。ナイフなど当時の人が使っていた道具を見るのが楽しみ」と笑顔で話した。 永江寿夫館長は「北陸新幹線敦賀開業による北陸への関心の高まりで、入館者も少し増えてきている。今後も展示や体験を通して縄文の精神を発信していきたい」と話した。