続々・定番に飽きたら…街中では聴くことがない激レアなクリスマス・ソング4選
(小林偉:放送作家・大学講師) ■ おなじみのクリスマスソングに飽きたら… 一昨年、昨年と続けて特集した“街中ではなかなか耳にすることがないであろう、クリスマス・ソング”ですが、今年も第3弾ということでお贈りさせていただきます。 【写真】個性的なメイクと衣装で魅せるビョークのライブ 早速行きましょう、まずはこちらから・・ ●プレゼンタ・ジュ・ナタウ/ジョアン・ジルベルト まずは、ブラジルからボサノバを代表するアーティスト、ジョアン・ジルベルトの「プレゼンテ・ジュ・ナタウ」という1961年の曲です。 ジョアン・ジルベルトといえば、「イパネマの娘」などで知られるボサノバ・レジェンドですね。残念ながら、2019年に88歳で亡くなってしまいました。 さて、この「プレゼンテ・ジュ・ナタウ」は「クリスマスのプレゼント」という意味。簡単に歌詞を訳してみると、「サンタクロースが私に素敵なプレゼントをくれた。それは包装紙にくるまれた君。お人形を貰えるのは子どもだと私も知っている。でも私でも貰えた。大好きな君がここに来てくれた。私の愛する人になるために」というような感じ。マァ、クリスマスに引っかけたラブソングですが、クリスマス・ソング感がほとんどない上、アッと言う間に終わってしまうのが何とも・・・。 続いてはアイルランドからのクリスマス・ソング。
●ザ・ベルズ・オブ・ダブリン/チーフタンズ 1962年結成というアイルランドを代表するバンド=チーフタンズのクリスマス・ソング、「ザ・ベルズ・オブ・ダブリン」。1991年のリリースです。 この曲はインストゥルメンタルですが、副題に「クリスマスイヴ」と付けられているように、クリスマスイヴに、アイルランドの首都=ダブリンで鳴らされる鐘をテーマにしたもののようです。踊りたくなるようなアイルランドの伝統的な音楽によるクリスマス・ナンバーで、私は大好きなんですが・・・。 さて、今のはアイルランドでしたが、今度はアイスランドから。