中国CATL、7%増益-EVバッテリー供給の優位性寄与
(ブルームバーグ): 中国最大の電気自動車(EV)バッテリーメーカー、寧徳時代新能源科技(CATL)が15日発表した1-3月(第1四半期)決算は、自動車販売が全体的に低調だったが、EVバッテリー供給の優位性が寄与し増益となった。
純利益は前年同期比7%増の105億1000万元(約2240億円)。粗利益は2021年7-9月(第3四半期)以来の高水準を記録した。CATLの株価は16日の取引で一時1.1%高となった。
同社は米テスラやドイツのフォルクスワーゲン(VW)、トヨタ自動車など大手自動車メーカーのサプライヤー。世界のEVサプライチェーンを握る中国にとって重要な役割を果たしている。EV需要が冷え込む中、CATLは今後も拡大を続けると表明している。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のアナリスト、ジョアンナ・チェン氏はCATLの規模と優れた技術を理由に挙げ、「予想以上にコスト管理が行き届いている」と述べた。
原題:CATL’s Profit Climbs as Battery Dominance Pays Dividends (2) (抜粋)
--取材協力:Charlotte Yang.
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Danny Lee