「仮想通過を購入すれば高額報酬」SNSの副業広告を発端に特殊詐欺被害 40代男性が77万円詐取される
SNSを通じて高額報酬を謳う副業を勧められた松江市内の40代の男性が、特殊詐欺被害に遭い、あわせて約77万円をだまし取られたことが分かりました。 警察は、「SNSで簡単にお金が儲かる」などの誘い文句は詐欺であるとして注意を呼び掛けています。 特殊詐欺被害にあったのは松江市の40代の男性です。 松江警察署によりますと、9月10日に男性がSNSで副業広告を見つけ、「Beauty」というアカウントを友達登録したところ、動画をスクリーンショットして送れば稼げるとの説明を受け、実際に数百円の報酬を受け取れたことから信用して副業を続けたということです。 その後、副業を続けるには別のサイトと連絡用アプリを登録するよう指示され、それに従って登録。「鈴木」というアカウントと連絡を取り、動画の副業を続けていたところ、指定された口座にお金を振り込んで仮想通貨を購入すれば「高額報酬」がもらえるとする副業を勧められたということです。 男性は、それを信じて9月12日から13日にかけてあわせて5万5000円を振り込んだところ、動画の副業の報酬とあわせて、男性の口座に5万円が、サイト内の口座に6万5000円が入ったことから本当に報酬がもらえると信用し、13日には8万円を指定された口座に振り込んだということです。 その後「鈴木」からの指示で、さらに「高額報酬課題」として24万円を振り込んだものの、「操作ミス」を指摘され、「5倍の再注文が必要、40万円を再振り込みしてください」と言われ、40万円を実際に振り込んだということです。 さらに「鈴木」からあと120万円を振り込むよう指示されると男性は、友人などからお金を借りて振り込もうとしたところ、銀行が、個人の口座に多額の振り込みがあったことから不審に思い口座を凍結。男性に「SNSアプリをきっかけにした副業詐欺が頻発していますが大丈夫ですか」との問い合わせたところで男性が詐欺だと気づき、警察の相談して発覚しました。 被害総額は約77万円だったということです。 警察は、「SNSで簡単にお金が儲かる」などの誘い文句は詐欺であり、儲け話を悪用した犯罪は、スマートフォンを利用する人なら誰でも被害にあう可能性があるため、他人事と思わず注意してほしいと呼びかけています。
山陰中央テレビ