制度緩和で[外国人]が押し寄せる!? 免許制度の盲点[外免切替]の闇
■外免切替の問題点
外免切替で一番の問題点は、知識確認(学科試験)の問題があまりにも少なすぎるということである。もちろん、外免切替は自国で免許を取得していることが条件で、基本的な標識なども国際的に共通しているものも多々ある。 とはいえ、学科試験はわずか10問。そのうち7問正解すれば学科試験合格とは、あまりにもイージー過ぎないか?私たち日本人が日本で免許を取る時には仮免の学科は50問、本免許は100問が出題されていずれも9割以上で合格となる。 運転免許の取得方法や更新の制度が日本とはまったく異なる国もあるし、一度取得すれば10年以上更新なしという国もある。左側・右側通行の違い、交通ルールの常識や道路環境に加え最も重要な、事故でけが人が出た時の救護義務に関しても日本とはまるで違う国もあるわけだ。 わずか10問中7問正解の知識でマナーやモラルの違いまでカバーできるのか?
■外国人ドライバーの取り締まり強化を
実際、レンタカー利用の外国人観光客の事故は急増しており、中国籍ドライバーの事故も1268件(2021年)、1402件(2022年)、1571件(2023年)と年々増加している。 外免切替の制度を大きく変えるのは難しいとしても、せめて、外国籍ドライバーの違法行為は取り締まりを強化し、重大事故の加害者となればしっかり逮捕、起訴できるようにすべきではないか。 また、一目見て外国人が運転していることがわかるように、ステッカーを義務付けることも強く要望したい。 数年前、外国人のレンタカー事故が急増した時に上の写真のようなステッカーがレンタカーに貼られていた。安全運転を心がける日本のドライバーが危険な外国人ドライバーを避けられるようにする仕組みを考えて欲しい。