【名古屋グランパス】『超大学級』MF加藤玄、卒業待たず来季加入 山口素弘GM「よりレベルの高い環境でプレーさせたい」
名古屋グランパスは12日、筑波大3年のMF加藤玄(21)の来季加入が内定したと発表し、オンライン会見を開いた。愛知県刈谷市出身で、中学生からの下部組織育ちの大型ボランチ。卒業を待たずサッカー部を退部し、故郷で夢をかなえる。 「超大学級」の素材にクラブの将来を託す。内定を前提に学生のまま出場できる特別指定制度もあるが、山口素弘GMは「大学ではトップレベルのプレーができている。もっともっと伸びるには、よりレベルの高い環境でプレーさせたい」と、グランパスに専念させる理由を説明した。 183センチ、79キロと体格は申し分なし。中盤でボールをさばくゲームコントロール能力が武器。高校まで課題だった守備も、「強みだと言い切れるぐらい成長できた」と胸を張る。今季は、天皇杯で町田を破り、柏と激闘を繰り広げたチームの中核だった。 学業もまじめで「3年生の間に卒業に必要な単位は全て取り終えられる予定なので、4年は卒業論文の執筆のみになる」と心配なし。目標は今季バロンドールを獲得したスペイン代表MFロドリ(マンチェスターC)。自身の成長をクラブの起爆剤にする。 (写真はUNIV.OFTSUKUBA F.C提供)
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