「魅力は“適当さ”」『港区家賃3万7000円男』岡田康太、事務所社長はM-1挑戦
『港区家賃3万7000円男』 このキャッチーな異名を目にしたことがある人も多いのではないか。男の名前は、岡田康太。ピンで活動するお笑い芸人でありながら、自身のYouTubeチャンネル『岡田を追え!』の登録者数は78万人を超える人気だ。 【写真】「港区家賃3万7000円男」こと岡田康太の事務所社長がM-1デビュー! そんな岡田は、もともと中学の同級生と『オレンジサンセット』というコンビを組んでいた。2008年から2009年にかけて放送されたバラエティー番組『新しい波16』(フジテレビ系)への出演をきっかけに、当時アマチュアながら同局の『ふくらむスクラム!!』のレギュラーに抜擢。 “芸人史上最年少”でフジテレビのレギュラーを持ち、後続番組『1ばんスクラム!!』にもレギュラー出演するなどの活躍を見せた。 その後はコンビの解散、新コンビ結成や元相方との再結成などを経て、2020年10月以降はピン芸人として現在まで活動している。そして、彼が2020年12月から所属しているのが、『株式会社パッチューネ』。
岡田康太は「ただもんじゃねえな」
『ホリプロコム』や『吉本興業』など、大手芸能事務所に所属してきた岡田が現在所属している『パッチューネ』とは、一体どんな会社なのか。話を聞くと、岡田は事務所の代表取締役社長を務める伊波恒樹氏と2人でラジオ番組に出演しているという。なんとも珍しいスタイルで活動する、彼らの実態に迫った――。 ――そもそも、『株式会社パッチューネ』設立の経緯は? 伊波「僕はもともと『ホリプロコム』でマネージャーをしていたんですが、30代半ばを越えたときくらいからビジネスに興味を持ち始め、YouTubeなどでオリエンタルラジオの中田敦彦さんや堀江貴文さんの動画を見たり、『NewsPicks』の会員になってビジネス動画を通して日々勉強をしていくうちに、色んな働き方があるんだなと思い”このままじゃいけない”と思いました。マネージャー業はやっていて楽しかったのですが、“自分で会社を作ってやったほうがもっと面白いことができるんじゃないか”というマインドになり、2020年の10月に『パッチューネ』を設立しました。そうして独立したところに、過去『ホリプロコム』に所属していて付き合いがあった岡ちゃん(岡田康太)に来てもらった形です」 伊波氏が岡田に声をかけた背景には、こんなやりとりが。 伊波「会社を辞めることが決まったタイミングで岡ちゃんに再会したときに“岡ちゃん、サブスクとか知ってる?”って聞いたら、“知ってますよ、サブスクリプションですよね”って言われたときに、“ただもんじゃねえな”と思ったんです」 岡田「どこがやねん!(笑) でも、まだそんなに流行ってない時期でしたもんね」 伊波「そうそう。当時、僕は岡ちゃんのことを芸人としてしか見ていなかったから、ビジネス的な感覚を持っている印象がなくて、サブスクとか絶対に知らないと思ってたんです」