道東自動車道 阿寒IC・釧路西IC開通で札幌と釧路市街地が高速道路で繋がる 所要時間は7分短縮
HTB北海道ニュース
道東自動車道の阿寒インターチェンジと釧路西インターチェンジの間が22日に開通し、札幌と釧路市街地が高速道路で繋がりました。観光や物流の面で期待の声があがっています。 高橋海斗記者) 「阿寒から釧路西インターチェンジが開通しました。これで札幌から釧路市街地まで高速道路で直結することになります」。 完成したばかりの高速道路を走り抜ける車。開通を祝う幕が掲げられ、沿道にはこの日を待ちわびた釧路市民も駆け付けました。 釧路市 鶴間秀典市長) 「(高速道路ができてから)実に53年もの長い年月を経てようやく到達することができた」。 22日に開通したのは道東道の阿寒インターチェンジと釧路西インターチェンジを結ぶおよそ17キロの区間。すでに開通していた釧路西・釧路別保間と接続したことで、札幌と釧路市街地が高速道路で繋がりました。 札幌・釧路間の所要時間はおよそ4時間12分となり、これまでより7分短縮されました。たったの7分と思うかもしれませんが、この7分が物流に大きな恩恵をもたらすと漁協の担当者は話します。 厚岸漁協) 「結構な数の荷物を出しているのでその中で7分とか10分というのは相当荷物の量が変わる。その分消費者の皆さんにいいものが届けることができる」。 釧路市によりますとこの開通による経済効果は、今後5年でおよそ30億円にのぼるということです。 ホタテ「ジュー」 炭火でじっくり焼かれたホタテにサケ。釧路市内にあるこちらの店では朝から新鮮な魚介をその場で楽しむことができます。 高橋海斗記者) 「うまみがぎゅっとつまっています」。 観光客) 「朝からやってるんでいいですよね」、「タンチョウを撮りにきました」、「北海道めぐるときに繋がると便利」。 道東ならではの海の幸を楽しめる飲食店も開通の効果に期待を寄せています。 店主) 「もちろん期待できます」、「普通の日曜日とかここから2時間、3時間圏内で来る方が多いがさらに来ていただけるのでは」。 将来的には釧路別保から根室まで延ばす計画もある高速道路。札幌圏の住民にとっては道東のマチがより身近な存在になっていきそうです。
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