手作りめんつゆの、キレとコクで味わう「ぶっかけそうめん」【松田美智子の体よろこぶ夏の麺#1】
夏、目前。今年も猛暑になると予測されており、口に涼しく食べやすい麺の出番が増えてくる季節でもあります。そこで、具材の絶妙な組み合わせとシンプルなレシピが人気の料理研究家・松田美智子さんに、夏バテや夏冷えに負けない、サッと作れて栄養満点、抜群においしい「夏麺」レシピを考案していただきました。 【写真13枚】葉ねぎたっぷり「ぶっかけそうめん」の作り方を写真で見る。そうめんはゆで続けるより“蒸らす”ことでおいしく仕上がる! 「夏の食事はどうしてもさっぱりしたものに偏りがちですが、体力の消耗が激しくなる夏こそ、栄養をしっかり摂ることが大切です。そして、”ひと手間”までもいかないほんの”一手”を加えることで、目にも口にもおいしい!ひと皿に仕上がります。 たとえばそうめんのゆで方、飽きないめんつゆの黄金比、あるいはねぎの切り方......。ちょっと手をかけるだけで、うまみや食感がグンと上がり、食欲を刺激してくれます。明日の元気を作るのは今日の食事。みなさまの”わが家の夏麺”の参考になれば、うれしいです」(松田さん) まずは、夏の定番「ぶっかけそうめん」からスタートです!
抗菌・抗酸化作用も!葉ねぎとおろししょうがをたっぷりと
松田流ぶっかけそうめんの具は、九条ねぎや万能ねぎなど“葉”が主役の葉ねぎがメイン。そうめんにたっぷりとのせていただきましょう。葉ねぎはビタミンC、βーカロテンが豊富で、強い抗酸化作用があります。また、殺菌作用、消化吸収&食欲UP、免疫力向上などが期待できるしょうがなどの薬味も添えても。 「口当たりよく、そうめんと絡めてつるつるっと食べられるように、葉ねぎは長さを揃えて小口切りにし、キンと冷やしたそうめんつゆをたっぷりかけて召し上がれ!」(松田さん。以下「」内のコメント同)
「さば&かつお節」のめんつゆは多めに作って料理にも
麺料理の決め手はつゆやスープ。なかでも淡泊なそうめんは、めんつゆの質が重要なポイントになります。 松田さんがめんつゆ作りに愛用しているのは、かつお節とさば節を厚削りにした『そば・うどんだし 混合削りぶし』。 ほんのひとつかみで濃厚なだしが取れます。 「かつおの甘みにさばのキレのあるコクがめんつゆにぴったりなんです。もちろん、そばやうどんにも。煮ものにも使える万能つゆです。多めに作って冷蔵庫で保存すれば2週間はおいしくいただけますし、小分けにして冷凍保存しておけばひと夏楽しめます。ご家庭の味に合わせて、しょうゆやみりんの量を調整できるのも、自家製めんつゆの利点です」