こりゃカッコいい!! クラウンセダンの新型パトカー配備完了
福島県の思いを込めたスペシャルパトカー導入の理由
この導入は福島県が主導する「第1回福島県水素モビリティ・ステーション検討ワーキンググループ」による取組みの一環。すでに路線バスや移動販売車、スクールバスなどが県内で活躍しているが、今回、初めてパトカーが導入された。 クラウンFCEVパトカーは、新燃料電池パトカー社会実装モデル事業として実際に運用が開始されることになる。同車のパトカーは全国でも今のところ福島だけだ。 式典では、内堀雅雄福島県知事をはじめ、森末 治福島県警察本部長やトヨタ自動車のチーフエンジニア、清水竜太郎氏などが参加した。 内堀知事は「2011年3月11日、私たちは東日本大震災と過酷な原発事故に見舞われた。そんな福島だからこそ、原子力に依存しない社会を作りたい。再生可能エネルギー100パーセントを目指したい。水素エネルギーを作り、貯めて、運んで使うというモデルを福島県から始めたい。水素パトカーを福島の地でお披露目できたことは大変意義深い。この地域をパトロールすることにより、県民の皆様へ水素エネルギーを身近に感じてもらえればと思います」と挨拶した。 また、トヨタ自動車の清水チーフエンジニアは「福島県は水素普及推進県として内外に知られており、県民を守るパトカーとして新たなページに加わったことに喜びと誇りを感じた。県警担当者の方と何度も打ち合わせを行い完成させた。外観デザインも何パターンも考え決定した。空気清浄機能も備えたマイナスエミッションや、給電機能も備わっており、街を守る新たなパトカーとしての活躍に期待している」と挨拶した。東北トヨタ自動車社長から県警本部長へレプリカキーの贈呈が行われたのち、さっそく県内のパトロールへ出発した。 他県でも普及するのか、国費の新たなクラウンパトカーとして登場するのか今後の動向に目が離せない。