【ボクシング】那須川天心「型は完成した」「狙いに行くというよりは自ずとKOが出来る」「マジで意識しているのは“呼吸”」
2024年7月20日(土)東京・両国国技館『PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9』の記者会見が、5月31日(金)都内にて行われた。 【写真】独特なポーズをとる那須川天心 プロボクシング4戦目を迎える那須川天心(帝拳ジム)は、初の10回戦(3分10R)でジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)との対戦が決定。会見では記者からの質問に答えた。 初めての10回戦について「けっこう早いなっていうのはありつつ、しっかりとスタミナをつけて。今後を見据えて、長い期間を経てタイトルマッチをしたいと言われていたんですけれど、前回の試合の評価だったり今の練習での成長具合を見て、経験もあるけれど、早くタイトルマッチをやらせてもらえるようには近付いてきているのかな、というのは常に感じています。自分にも、お客さんにも、世間にも試されている試合になると思います」と、世界戦に近付いていることを感じているとする。 ボクシングに転向してから思い描いていた世界王者への道よりも、順調に来ているとの想いはあるかと聞かれると「思いましたね。10回戦になったらベルトを懸けて出来る試合があるから懸けて欲しいと思ったんですけれど。でもやっぱり、経験することが大事ですし、相手も強い選手なので強気の、自分の心構え、意志が表示される試合になると思います」と、日本タイトル戦をやりたかったという本音も。 対戦するロドリゲスについては「パンチも強くてKO率も高くて勢いもあって、目つきも鋭い。面白い戦いが出来る選手かと思いますし、僕もロドリゲスで田中(恒成=WBO世界スーパーフライ級王者)選手も(対戦相手が)ロドリゲスなのでロドリゲス対抗戦としてしっかり勝ちたいと思います」とする。 勝ち方については「前回勝ちにこだわって。今まではなるべくもらわずに自分が攻撃するというスタイルでやっていて、前回はどっしりと構えて攻撃するというスタイルで。着々と一戦一戦進化が出来ていると自分でも思います。前回の試合から6カ月空いたけれどその間が本当に無駄じゃない、自分の中で毎日いろいろなパーツを集めてやっとハマってきた。今までは型作りだったんですけれど、今回の試合はその型が完成して、そこからいろいろな技だったり、自分のテクニックだったり、いろいろなものを手に入れられる期間だったので、ハマればすぐKO出来ると思いますし、前回TKOだったので今回はやっぱりKOで…KOを狙うと言うと変な人たち、格闘技をやっていない人たちにいろいろ言われるのでアレなんですけれど、KOはもちろん狙いに行って。だけど力まずに自分のスタイルでやっていこうと思って。狙いに行くというよりは自ずとKOが出来ると思います」と、この半年間でやってきたことがハマればKOになると話した。
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